こちら相原総合病院

 

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患者「相原先生…俺…もう立てないんだろ…?」
医師「エロ本持ってきましょうか?」
患者「そっちじゃねーよ!足の話だよ!」
医師「あぁ、そっちの足の話ですか。」
患者「そっちは足って言わねーし!」
医師「おやおや、だいぶ荒れてますね。どうしたんですか?」
患者「当たり前だろ!起きたら足が切断されてたんだぜ!?」
医師「まあ増えててもビックリですけどね。ププッ。」
患者「笑い事じゃねーし!」
医師「残念ですが、切らねば命に関わっていたので…。」
患者「もうダメだ…。もう終わりだよ俺…。」
医師「田嶋さん…。」
患者「退院しても、足引きずって歩くみじめな姿を笑われ続けるんだよ…。」
医師「大丈夫ですよ。笑われるなんて絶対無いですってば。」
患者「気休めはよしてくれ!」
医師「そんなアナタに朗報です。実は昨日の検査結果がさっき出まして…。」
患者「…え!まさか…なにかいい方法があるんですか!?」

医師「アナタ、末期ガンだから退院できません。」
二ヶ月後、両足とも無くなった田嶋さん。(幽霊)

 

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患者「ありがとうございます。おかげ様でまた球が投げられるようになりました!」
医師「あ、ちょっと待ってください三宅さん。コレを…。」
患者「コレは…?」
医師「知り合いに一流の野球グローブ職人がいましてね。持って行ってください。」
患者「いや、しかし…。」
医師「打倒メジャーリーガー!投げろ160キロ!」
患者「相原先生…。ありがとうございます。いただきます。」
こうして病院を後にした、「プロボーラー」の三宅さん。

 

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患者「ありがとうございます。おかげ様でまた野球のできる体になりました!」
医師「あ、ちょっと待ってください土屋さん。コレを…。」
患者「コレは…?」
医師「知り合いに一流のバット職人がいましてね。持って行ってください。」
患者「いや、しかし…。」
医師「かっとーばせー!つ・ち・や!」
患者「相原先生…。ありがとうございます。いただきます。」
こうして病院を後にした、「パ・リーグ投手」の土屋さん。

 

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医師「いかん!国松君、輸血の用意だ!」
看護婦「は、はい!」
医師「患者の血液型は!?」
看護婦「A型です!すぐに用意します!」

〜輸血開始〜

医師「…あれ、なんだか急に苦しみだしたぞ…?」
看護婦(あ、ヤバ…。B型だった…。)

ピ――――――――。

医師「こ、これは一体…。」
看護婦「・・・・・・さ、さぁ?」
こっそりカルテを「AB型」に書き換える国松さん。

 

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患者「相原先生…。俺はもうダメなんだろ?死ぬんだろ?」
医師「お前は、もう死んでいる。」
患者「なっ…!?」
医師「ホワチャア!」
患者「…へ?」
看護婦:「あ、ごめんなさいね岡崎さん。先生ちょっと今「北●の拳」に夢中で…。」
患者「な、なんだ…脅かさないでくださいよ、もう。」
看護婦「心配しないでいいですよ。すぐに良くなりますからね。」
患者「そうですか。よかった…。」
医師「ホワチャア!国松君、ホワチャー!」
看護婦「先生、いい加減にしてください!」
医師「お前はもぉー!死んでいるー!ワチャー!」
看護婦「まだ言ってるんですか!縁起でもない!」
患者「そうですよ先生!ちょっと悪ノリが過ぎますよ!」

看護婦「まだ二ヶ月はあるじゃないですか!」
患者「…え゛?」
看護婦「あ゛っ…。」
すかさず北●神拳で記憶を奪う国松さん。

 

- 続 -