こちら相原総合病院 |
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医師「ちょっと出かけてくる。斉藤君、留守は任せた。」 研修医「え?先生、どこへ行かれるんですか?」 医師「あ〜、「ビューテーコロシアム」だよ。」 研修医「えっ!先生、整形外科の技術も持ってらしたんですか!?」 医師「まったくやれやれだよ。仕事とはいえテレビなんかに出るなんて。」 研修医「大変ですねぇ。頑張ってきてください!」 |
翌日、なぜか二重になっていた相原先生。 |
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看護婦「あのぉ…相原先生…。」 医師「む?なんだね滝口君?」 看護婦「どうしてウチの病院、この階には医療器具が一切無いのでしょうか?」 医師「何を言ってるんだ。ちゃんとあるじゃないか。」 看護婦「あるって…ただお風呂があるだけじゃないですか!」 医師「いいよね、あの風呂。私も毎日入っているよ。」 看護婦「いや、だからそれが一体どういう…。」 医師「ここのお湯はあの有名な「草津の湯」を引いているんだよ。だから大丈夫!」 看護婦「はぁ?」 医師「恋の病以外ならきっと…なんとかなる。」 看護婦「はぁ?」 医師「なんとかなる!」 看護婦「はぁ…。」 医師「なんとかなれ!」 看護婦「・・・・・・・・。」 看護婦「先生…。」 医師「む?なんだね滝口君?」 看護婦「多分「バカ」にも効かないと思いますよ。」 |
ちょっぴり傷つく相原先生。 |
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研修医「いってらっしゃい相原先生。」 医師「じゃあ斉藤君、留守の間は頼んだぞ。」 研修医「任せてください。…あれ?先生ヒジから血が…。」 医師「あぁ、これか。さっきちょっと転んでしまってね。」 研修医「えっと…。ちょっと待っててください。」 医師「いやいや、心配いらん。こんなのツバでも付けときゃ治るさ。」 研修医「あ、そうですか。」 医師「おっと、忘れてた。コレをキミに渡しておこう。」 研修医「…??」 看護婦「斉藤先生、その小瓶は?」 研修医「いや、なんか「万能薬」だって相原先生が。」 看護婦「万能薬?んなバカな。」 研修医「いやいや滝口さん、もしかしたら大発明なのかもしれないよ?」 看護婦「あぁ…。確かにあの先生バカだけど、たまにスゴイですしね〜。」 研修医「あ、もしかしたらこれの発表なのかな?今日の学会。」 看護婦「試しに塗ってみませんか?」 研修医「お!いいねぇ!塗ってみよう!」 看護婦「わー!ちょっと楽しみー!」 |
中身が彼の「ツバ」だとは誰も知らない。 |
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見事3年連続「ミス相原総合病院」に選ばれた国松さん。 意味の違いは本人だけがわかっていない。 |
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「しょうらいのゆめ」 ドクダミぐみ あいはらきるゆう 「おおきくなったら りっぱな しにがみ になりたいです。」 |
見事夢を叶えた相原先生。 |