第七章 |
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4-106:壮絶〔14歳:LEVEL40〕 | |
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命懸けの道連れ作戦で、竜神どころか辺り一体を吹き飛ばした冥符。やりすぎだ。 勇者「ふむ…なかなかの破壊力だな、しかも仲間ごと…。一種のテロだと言える。」 商南「ゲホッゲホ!ハァ、えらい目に…って、ハッ!冥符は!?冥符はどうなっ…」 冥符「フッ…やっと俺を求めてくれたか…。けどまぁ少しだけ…遅かったかなぁ…。」 商南「あ、アンタ…その傷…!」 冥符「ま、ここまでらしいねぇ。一足先にあっちで、マイホーム作って…待ってるよ。」 商南「何言うてんの!?いっつもクソしつこいんが売りのアンタらしくないやんか!」 勇者「いや、あの世で待ってるのは究極のしつこさだろ。」 冥符「ずっと…一緒にいたいと思ってた…それが愛だと…。でも、違うんだよな…。」 冥符「え…?」 冥符「想い人はやはり…俺より…1秒でも長く…。それが、愛なんだ…!」 冥符「ちょっ…何言うてんねん!?目ぇつぶったらダメやで!死んだらアカン!」 冥符「生きてくれ、ハニー。俺の分まで…幸せに…な……(ガクッ)」 冥符「め…冥符…? 冥符ぅううううううううぅ好きぃいいいいいいいいいいい!!」 冥符「・・・・・・・・。」 冥符「・・・・。」 勇&商「・・・・・・・・。」 |
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4-107:余韻〔14歳:LEVEL40〕 | |
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凄まじい熱演の果てに、冥符は逝った。あれは「愛」ってレベルじゃないだろ。 商南「うぐっ、冥符…。なんちゅー…泣きづらい逝き方しよるんや、アホォ…。」 勇者「…フン、それでいいんだよ。無防備に泣くには、まだ早い。」 商南「へ…?って、アンタは…!!」 竜神「フゥ…参ったネ、まさかこのウロコを、砕く者がいようとはネ…。」 |
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商南「ば、化けモンめ…!こーなったらウチが…ウチが、やったるっ!!」 竜神「ヤメておけ小娘。拾ってやっタ命ヲ、簡単に捨てられたラ奴も浮かばれマイ。」 勇者「それに貴様ごときが勝てる相手じゃないのはわかるだろう?雑魚めが。」 商南「なんでアンタはいつも立ち位置があっち寄りやねん!?似合うてるけども!」 竜神「…ま、今日はこの辺で帰るとするヨ。この余韻を壊すのハ、少々惜しいしネ。」 商南「に、逃げんなやっ!こない好き放題やられて黙ってる程ウチはお人好しやな」 商南「いけども、まぁ…そこまで言うなら…。」 |
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4-108:出産〔14歳:LEVEL40〕 | |
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冥符の犠牲もむなしく生きていた竜神。だが俺に恐れをなしてか逃げていった。 その後、残された俺と商南は他の誰かを捜してウロウロし、そして…鬼を見た。 商南「な、なぁ勇者?アレって…そうやんなぁ?アレやんなぁ?」 勇者「・・・・・・・・。」 ズッガァアアアアン!ドガァアアアアアン!! 母「さぁまだまだいくよクソガキども!生を育む母なる秘剣…「初斬(ういざん)」!!」 右遠「う、うぁあああああ!!」 母「時には「安斬」!」 左遠「くはぁっ!」 母「そして時には、「難斬」!!」 央遠「ぎょぇえええええええ!!」 |
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4-109:起源〔14歳:LEVEL40〕 | |
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辿り着いた先で戦っ…暴行を繰り広げていたのは、あの謎のお助けババアだった。 確かに出産は痛いとは聞くが、技名にして他人にブチ込むのはいかがなものか。 勇者「やれやれ、まさか貴様まで来ているとはな。さすがの俺も予想外だったぜ。」 母「ん?誰だいアンタ、可愛い顔しちゃって…。親の顔が見てみたいよ。母親の。」 商南「だ、騙す気なんかツッコミ待ちなんかわからへん…。」 母「おや、よく見りゃアンタ…も、知らない子。」 商南「ごっつやりづらいわ!どうせやるならシラ切り通してくれへん!?」 母「この子らチョイと知ってる子らでね。おイタが過ぎるんで教育しに来たのさね。」 勇者「貴様の旦那は存在自体が痛いがなぜ放っておいた?」 央遠「う゛…ぐっ…チクショウがぁ…!」 商南「うわっ、起きよった!あんなん食ろうて…なんちゅータフさやねん!?」 母「あらら、確かに強くなったみたいだねぇ。母さん嬉しさのあまりもう一撃いくよ?」 右遠「フッ、そうは…いかせないさ。僕らも…いつまでも、やられっぱなしじゃない。」 左遠「見せて、あげましょう…。私達の、必殺奥義をふっ!ぐへぇ!!」 |
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4-110:脅威〔14歳:LEVEL40〕 | |
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聞いてはいたが、噂以上に強かった謎仮面。敵の幹部を雑魚扱いとは化け物かよ。 勇者「いや…違うな、貴様らが雑魚すぎるんだきっと。低レベル過ぎて失望したぜ。」 央遠「…面白ぇ、なら見せてやる!俺らの奥義「アルティメットライアングル」をな!」 商南「な、なんやねんその適当にくっつけた感じの技は…?」 右遠「僕が大気から力をかき集め!」 左遠「私が照準を合わせ!」 勇者「そして俺が外野で野次る!」 央遠「野次るなっ!つーか今は俺が喋るとこだろ邪魔すんなよ!」 勇者「フン、あらゆる攻撃を受け付けぬ今の俺に脅威は無い!やりたい放題だ!」 商南「確かにそうやけど自重せーや邪魔くっさい!」 央遠「フッ…甘ぇな。あらゆる攻撃が効かねぇだとぉ?チャンチャラおかしいぜぇ!」 右遠「この技は全世界の…あらゆるものを貫く光の矛!たとえ、霊体だろうとね!」 勇者「な、なんだと!?」 左遠「ターゲット、ロック・オン!」 勇者「なにっ、じゃあ次は俺の出番か!?」 商南「野次ってる場合やあらへん!アンタ狙われてんねん!」 央遠「死ねぇえええええええ!!」 ズッゴォーーーーーーーーン!!(轟音) |
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4-111:仕上〔14歳:LEVEL40〕 | |
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油断…というか悪ノリしているウチに、敵にとっておきを放たれてしまい大ピンチ。 さすがの俺も、光の速さで避けるのはキツい。死んだか…と、思われたのだが…。 シュゥウウウウウウウ…(煙) 勇者「なっ…。」 商南「ば、ば、ば…化けモンや…!やっぱ化けモンやわ…!」 央遠「そ、そんなバカな…!大魔王すら認めたこの技を、防いだ…だとぉ…!?」 母「ハァ、やれやれだねぇ。さすがのアタイも片手がオシャカだよ。」 右遠「しかも片手で…!」 勇者「俺、父子家庭で良かった。」 商南「ホンマやな…。」 母「さーて、もう打ち止めだね?じゃあそろそろ…お仕置きタイムの仕上げかねぇ。」 勇者「ッ!! 目を逸らすな商南!しかと目に焼き付けろ!」 商南「えっ!?」 勇者「トラウマになるぞ!」 商南「なら逸らすわ!鬼かアンタは!」 左遠「ひ、ひぃいいいいい!!」 母「生まれ変わったらまともに生きな!うなれ母なる秘奥義、「帝・王・切・開」!!」 三人「ぎゃああああああああああああ!!」 これが…「お仕置き」か…。 |
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4-112:教育〔14歳:LEVEL40〕 | |
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謎仮面のとんでもなく容赦ない攻撃で、敵3人の存在は無かったことになった。 確か知り合いとか言ってた気がするんだが、平然とあそこまでできるのが怖ろしい。 勇者「さすがは元「魔王」…えげつないな。飯前にこの惨劇はキツいぞ。」 商南「えっ、そんななん!?イヤや目ぇ開けられへんやん!」 母「あ〜、まぁ昔っから手加減と…防御は苦手でねぇ。」 勇者「ッ!!?」 |
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勇者「なっ…!き、貴様…その胸は…!」 母「フッ、なんだい?母さんのお乳でも吸いたくなったのかい?」 勇者「ナメるな!思春期の男子は「吸う」より「揉む」に興味津々だぞ!」 商南「どんな返しやねん!?それ何の主張やねん!?」 母「まだまだ甘チャンだねぇ勇者…。いずれ戻るんだよ、「吸う」にね。」 商南「アンタも何教えてんねん!?」 |
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4-113:別離〔14歳:LEVEL40〕 | |
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実は被弾していたらしく、ぼちぼちサヨナラな予感の謎仮面…いや、違うか…。 母「ま、さすがのアタイでも、さっきの攻撃は…軌道を逸らすので手一杯でさぁ。」 勇者「…確か、胸の「偽魂」が砕かれたら霊は…。 そうか、もう逝くのか。」 母「なぁに、地獄でまた会えるよ。」 勇者「いや、仮にも母なら来るなと言えよ。」 母「おや、母だと言ってくれるのかい?嬉しいねぇ…そんな資格も無いアタイに…。」 勇者「フン、資格だぁ?そんな試験があるなんて聞いたことねーよ。勝手に作るな。」 母「…アハハハ!やれやれ、カッコ良く育っちまったねぇ。さすがあの人の子だよ。」 勇者「最期に何か、遺したい言葉はあるか?」 母「んー、じゃああの人に伝えておくれ。約束のモノ、あげられなくてゴメンってね。」 勇者「む?なんだ、元「魔王」の分際でしおらしいなオイ。 んで、約束って何だ?」 母「世界の半分。」 勇者「やっぱお前「魔王」だ。」 母「あぁ、愛息子にも一言。 アタイはこれで消えるけど…でも、忘れないでほしい。」 勇者「・・・・・・・・。」 母「アタイが消えても、いずれ第二第三のアタイが…!」 勇者「お前どこまでも「魔王」だなオイ。」 母「あと…いつまでも、アンタの幸せを祈ってると…ね。」 勇者「…うむ。」 母「フッ…いい笑顔だ。」 母「あ〜…今日はいい天気だねぇ〜。こりゃ洗濯物がよく乾き……」 ヒュゥウウウウウウ〜…(消) |
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4-114:材料〔14歳:LEVEL40〕 | |
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霊は消え、そこには塵一つ残らなかった。まぁ元々死人だし…今さらなんだがな…。 勇者「ま、今ので死んだってわけじゃない。どうせまた呼べるんだろ、霊魅よ?」 霊魅「…無理ですよ…。もう偽魂が無いもの…。」 商南「うわっ、なんやねんアンタ!?いつの間に背後におってん!?」 勇者「無いなら作りゃいいだろ。苦怨の口ぶりじゃお前「霊媒師」の名家の出だろ?」 霊魅「作れないですよ…。材料がもう無いもの…アナタの「へその緒」…。」 勇者「オーケーちょっと待て、まずはその入手経路を詳しく聞こうか。」 霊魅「前にオークションで…」 勇者「なっ!?あ、あのクソ親父…!」 霊魅「売ろうと思って、留守中に…。」 勇者「すまん親父!犯人は目の前にいたぜ!」 霊魅「だって…」 勇者「「だって」じゃない!」 霊魅「遊ぶお金が…。」 |
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4-115:片足〔14歳:LEVEL40〕
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大ボラ兄弟「・・・・・・・・。」 早季子「・・・・・・・・。」 オロチ「まぁ、この程度か…いや、この子の目を見ずよくここまで粘ったと言える。」 大蛇「キシャアアアアアアア!」 暗殺美「チッ、雑魚どもがさ…無茶するからこうなるのさ…。」 オロチ「無茶なのはお前も同じだ。片足では動くこともままならんだろう、大人しく…」 暗殺美「…気乗りはしないけど、仕方ないさっ!」 オロチ「ッ!!?」 |
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オロチ「ぐはっ! か、片足でその機動力…!貴様、何をした!?」 暗殺美「前の持ち主の死に様見たから、使いたくなかったけど…ま、もう諦めるさ。」 オロチ「貴様その靴…まさかそれは、「風神」の…!」 下端「と!」 太郎「見せかけて〜?」 ライ「アタチのニャッ!!」 暗殺美「邪魔すんなや!!」 |
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4-116:盲点〔14歳:LEVEL40〕
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オロチ「やれやれ…お前にはガッカリだよ小娘。よもや仲間を呼んでいようとはな。」 暗殺美「フン、こんな奴ら仲間にしたつもりは無いさ。興味無いから消してもいいさ。」 ライ「ニャんてこったい!ニャんかどっちも邪悪でどっちが敵かわかんニャいニャ!」 下端「まさかの盲点ッス…!」 太郎「ん〜、聞いてみればいいんじゃない? ねぇ、勇者君の敵ってどちらさん?」 |
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太郎「ほらね?アッサリ出たじゃん答え。 さあ…いこうか。」 下端「わかってるッス!自分らはそのために来たんスから!」 ライ「そうニャ!アタチらは、この場を…」 三人「盛り上げる!!」 |
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4-117:待遇〔14歳:LEVEL40〕
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ズッゴォオオオオオオン!! 総大将「ぬぉりゃあああああ!」 帝雅「ハァアアアアアアアッ!」 ドガァアアアアアアアアン!! 土男流「う…うぉー!すんごい攻防なんだー!なんかワクワクするぜー!」 総大将「オイオイ、度胸座りまくりだなぁ嬢ちゃん…。 だが邪魔だ、下がってろや。」 帝雅「まったくだな。気にする義理は無いのだが、なぜか殺すと後味が悪そうだ。」 土男流「そうはいかないんだ!ここで退いたら師匠にガッカリされちゃうんだー!」 総大将「いや、「ガッカリ」と「ポックリ」なら、どっち選ぶかは決まってんだろがよ?」 土男流「ガッカリはイヤなんだー!」 帝雅「やれやれ…。どうだね拳造君、次あたりで勝負を決めてみるというのは?」 総大将「ったく…しゃーねーな。 ま、さっさとキメりゃ巻き添え食らわす率も減るか。」 帝雅「仕方ない、私も奥の手を出すとするか。キミだけを確実に…殺してくれよう。」 |
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4-118期待:〔14歳:LEVEL40〕
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総大将「ふぅ〜〜…さーて、ちゃっちゃと済ませて酒でも飲みてぇなーっと。」 土男流「頑張ってくれヒゲの人ー! あ、でも勝算はあるのか?」 総大将「あん?たりめぇじゃねーか。俺を誰だと思ってやがるよ?」 土男流「ぶっちゃけよく知らないんだー!」 帝雅「覚える必要など無い。どのみち、彼はもうじき死ぬのだからね。」 土男流「アンタは前にインタビューしたから覚えてるぜ!安心してくれー!」 総大将「お前ホントに何モンだよ。」 土男流「とにかく頑張ってくれ!見た目強そうだから期待度は抜群なんだー!」 総大将「オゥ、安心して見とけぃ。 いくぜ、「武々舞々分身(ぶぶぶぶぶんしん)」!」 |
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4-119:会心〔14歳:LEVEL40〕
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総大将「オラオラオラオラァーー!!」 ドガッ、ガスンッ!ズゴゴゴゴゴゴゴン!! 土男流「うぉー!マジでスゴいんだー!でもその濃い顔が五つはウザいぜー!」 総大将「うなれぇ俺の右拳ぃいいい!!」 ドゴォオオオオオン!! 土男流「そう叫びつつ左で殴るあたりがえげつないぜー!」 帝雅「ぬぐっ、これが…奥の手か…!この私が、防戦一方とは…!」 総大将「ハハッ、バカがっ!武神流裏奥義を、ナメんなっつー…のっ!!」 ズブッ…!ズボボボボッ!!(貫) |
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男「ぐほぁあああっ!!」 土男流「ええぇっ!?」 総大将「なっ…だ、誰だよテメェ!?いつの間に…!」 男「わ、我は帝雅様の…「影武者」…。 主…危急の時、身代わりとなる…者……。」 総大将「チッ、マジかよぉ…!」 ドスッ…! 帝雅「…さて、まだ時間もあるし…他でも見に行くとしようか。 キミも来るかね?」 土男流「お? オウッ!!」 |
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4-120:転職〔14歳:LEVEL40〕
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暗殺美「ハァ、ハァ…チッ、参ったさ…。やっぱり片足じゃ…無理があったさ…。」 オロチ「どうやら本気を出すのが遅すぎたようだな。とても残念だ、もし最初から…」 暗殺美「と、見せかけてぇー!!」 |
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オロチ「やれやれ…見苦しい者は好きではない。これ以上僕を失望させるでない。」 暗殺美「フン…勝手に期待して勝手に失望してんじゃないさ。迷惑な…話さ…。」 オロチ「安心しろ、せめて最期は美しく…跡形も無く消し去ってくれる。 死ねぇ!!」 暗殺美「くっ、ここまでかさ…!」 |
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オロチ「なっ…一体何が…!?」 木陰「…ちょっと空間を歪めただけですよ。そんな攻撃防ぐなんて造作もないです。」 暗殺美「えぇっ!?そ、そそそ、その声は…け、けけっ、け…!?」 木陰「降参しませんか?悪いけどアナタは、「転職」に成功した僕の…敵じゃない。」 オロチ「だ、誰だ貴様は!?出て来い!そして名を名乗れ!」 賢二「僕の名は賢二…。職業は、「ド変態」!!」 |
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