第三章

 

3-46:新薬〔13歳:LEVEL26〕
腹痛は治ったが、今度は睡魔にやられた二回戦。次の試合もこのままじゃヤバい。
勇者「というわけで、睡魔を抑える薬を出せばいいと思うんだが何か問題でも?」
商南「とりあえずその態度が問題やね。そんなんで譲ってもらえる思てんの?」
勇者「ありがとう。」
商南「思うてたー!」
勇者「いいから出してくれ。お前の薬が原因なんだ、少しは責任を感じるがいい。」
商南「まぁ睡魔はしばらく消えへんけど、一時的に抑える薬なら無いこともないわ。」
勇者「これは以前、とある奴の家からコッソリもらってきた「盗子のペンダント」だ。」
商南「思っきし盗子のやん!コッソリてアンタ盗んできたんか?ったく…んんっ!?」
勇者「…まさかコレまで呪いのアイテムとか言わないよな?」
商南「ほ、ホンマモンやんコレ!なんであの子がこないな宝石持っとんねん…!?」
勇者「なにぃ!?あの野郎…盗みやがったな!?盗賊の風上にも置けん奴め!」
商南「風上に置ける盗賊をとりあえず連れて来いや。」
勇者「まぁいい、今は金よりも薬が大事だ。そいつはくれてやるから薬をよこせ。」
商南は薬を渡した。
勇者は「激烈目覚まし薬」を手に入れた。
商南「あ、そうや勇者…。」
勇者「む?どうかしたか?」
商南「あ、いや…なんでもないわ。うん。」

「副作用」か…。
ラベルにはドクロの絵がある。

 

3-47:腐縁〔13歳:LEVEL26〕
商南から対睡魔用の薬を手に入れた俺。だが副作用が不明なため飲むに飲めん。
とりあえず、いざという時まで飲むのはよそう。周期があるのか今はまだ耐えれるし。
勇者「ふぅ〜、3回戦まではまだ間があるし…適当にフラフラしてるかな。眠いし。」
声「ふっふっふ…!まぁせいぜい今のうちにのんびりしてるがいいのだ、勇者!」
勇者はしぶしぶ振り返った。
そこには覆面で顔を覆った少女がいた。
勇者「…誰だ貴様は?赤の他人に呼び捨てにされて黙ってる俺じゃないぞ。」
少女「しのみんは次の対戦相手「忍美(しのみ)」。「しのみん」と呼ぶがいいのだ。」
勇者「生まれ変わってもまた断る。」
忍美「そんなにもか!?しのみんは動揺を隠せないのだ!」
勇者「ったく、またウザったいのが…。休む暇も無いってのかよ、やれやれだ。」
暗殺美「お〜い勇者〜!姫がお茶にす…って、ん…?」
忍美「!! そのつり目…その黒髪…そうか、噂は本当だったのだな!あさみん!」
暗殺美「あさみん言うなや!てかアンタ誰さ?他人の分際で知り合い面すんなさ。」
忍美「んなっ!?バカな!お、幼馴染みを忘れたなんて言わせないのだ!」
暗殺美「スッパリ忘れたさ。」
忍美「アッサリ言われたのだ!」
勇者「すまんが俺も忘れた。」
忍美「気にするな初対面なのだ!」
勇者は気にしてない。

 

3-48:目的〔13歳:LEVEL26〕
人の休憩を邪魔するように現れた「忍美」。どうやら暗殺美の知り合いらしいが…。
勇者「で、誰なんだこのウザくてちんまいのは?ペットか?」
暗殺美「家が隣だっただけの腐れ縁さ。学園校に拉致られるまでのわずかな間さ。」
忍美「くぅー!やっぱり覚えてたのだ!知らないフリするなんて酷いのだ!」
暗殺美「甘えんなさ。私はもっと救われない扱い受けてる盗子って奴を知ってるさ。」
勇者「俺は知らない。仮に今後知ったとしても、全力で一瞬で記憶から消し去る!」
暗殺美「こんな感じさ。」
忍美「そ、そうか…しのみんってば、とんだ甘ちゃん小娘だったのか…。」
暗殺美「ところでアンタ、こんな所で何してるのさ?ただ遊びに来るには遠い街さ。」
忍美「ハッ、そうなのだ!危うく本来の目的を忘れるとこだったのだ!」
勇者「本来の目的?なんだそりゃ?」
忍美「それは! それは…それは?あれ?えっと…わ、忘れたのだバカめ!」
暗殺美「・・・・・・・・。」
勇者「・・・・・・・・。」
なぜか忍美は三回戦に来なかった。

 

3-49:筋肉〔13歳:LEVEL26〕
軽く休憩して会場に戻ってみると、別ブロックの試合がやっと始まろうとしていた。
俺は次はもう四回戦だというのに、あっちはまだ一回戦というのが納得がいかない。
まぁ実力的に、あのブロックは戦仕で固いだろうが…念のため見ておくとするか。
戦仕「まぁ正々堂々とやろうぜよ。オイラの名は戦仕だ、ヨロシクな。」
青年「俺の名は…いや、名前なんてどうでもいい!俺の筋肉を見ろ!ハッハー!」
商南「うわっ、なんやあの体?ありゃ鍛えすぎやわ、気っ持ち悪ぅ〜。」
暗殺美「並の攻撃じゃ通じなそうな奴さ。見るからに硬そうさ。」
姫「叩けば柔らかくなるよ。」
商南「いや、下ごしらえしてどないすんねん。」
勇者「フッ、姫ちゃんの手料理か…。」
暗殺美「アンタ一回病院行けさ。」
青年「俺は「拳士」の「キン太」。この16年物の筋肉には、どんな攻撃も効かーん!」
戦仕「へぇ…言うじゃねぇか。なら遠慮なくやらせてもらうぜよ。」
キン太「ああ来るがいい!矢でも鉄砲でも持ってこぉーい!!」
相手が戦仕で良かった。

 

3-50:剣士〔13歳:LEVEL26〕
戦仕の試合はまだ続いていたが、出番がきてしまったので俺も試合場に向かった。
なんだかんだで気づけば準決勝。また眠っちまう前にササッと済ませてしまいたい。
勇者「俺の名は勇者…いい加減自己紹介にも飽きてきた13歳だ。」
青年「ミーは「ジョニー」、18歳なのデース。職業は「ヘンテコ剣士」デース。」
勇者「そんな誇るに誇れない名の職があるのか…?まぁ見た目は確かに変だが。」
ジョ「ユーと語らってる暇は無いのデース。早速死んでもらいマース。」
勇者「あん?なんだその剣は、刀身が無いじゃないか。喧嘩売ってるのか?」
ジョ「ミーの剣はユーのような雑魚には見えナイのデース。」
勇者「よーし喜べ貴様、めでたく死亡フラグが立ったぞ。」
ジョ「そしてミーにも…。」
勇者「ってお前も見えてねーのか!いや、俺は雑魚じゃないが!」
ジョ「無駄話はここまでデース。覚悟をしマース。」
勇者「お前がするのかよ!」
ジョニーは剣を構えたが見えない。

 

3-51:意味〔13歳:LEVEL26〕
今度の相手は独特の世界観を持った奴らしい。こういう奴はどうにもやりづらい。
勇者「この世で会話が成り立たんのが許されるのは姫ちゃんだけだ。お前は死ね。」
ジョ「フッフッフー。そう簡単にいくと思いマスかー?甘いお子さんデースねー!」
ジョニーの姿が消えた。
勇者「なっ、消え…後ろかっ! こ、この俺が背後をとられるとは…!」
ジョ「フッ、危ないとこでしタねー。もし刃があったらユーは死んでましタよ?」
勇者「くっ…! ってやっぱ無いんじゃねーか!そんな武器に何の意味が!?」
ジョ「フゥやれやれ。何にでも意味や理由を求めたがる…現代人の悪い癖デスね。」
勇者「いや、この場合当然の疑問だろ。」
ジョ「無用の心配デスよ。これでもミーは、今まで試合で負けたことはありまセーン。」
勇者「ほぉ…意外とやるようだな。ならば俺も本気を出してやるとしようか。」

ジョ「今日が初試合デース。」
結局強いのか弱いのか。

 

3-52:警戒〔13歳:LEVEL26〕
ナメた野郎だが、素早さだけは確かっぽいジョニー。気は抜けない…が、眠い!
勇者「や、ヤバい…また…眠気が…!目が開けられん…!」
ジョ「おやおや、もしかして眠いのデースか? ならミーが、眠らせてあげマース!」
ジョニーの連続攻撃。
だが刃が無い。
勇者(くぅ〜、相手がバカでなんとか助かってるが…寝たらさすがに負けだぞ…。)
商南「オーイなにしとんねん勇者ぁー!眠いんやったらさっさと薬飲まんかーい!」
勇者「お前にだけは言われたくねーよ!飲むに飲めねぇ薬ばっか売りやがって!」
ジョ「ん〜、ラチがあきまセンねー。どうやらこの剣では勝てないようデース。」
勇者「なっ、それは「武具玉」!?持ってたんなら早く使…うな!今は使うな!」
暗殺美「アンタ一体何渡したのさ?ま、面白そうだから是非飲ませたいけどもさ。」
商南「せやけどなー。あない警戒されてると簡単には無理そうやな〜。」
姫「ゆーしゃくーんのー♪」
勇者「!?」
姫「ちょっといーとっこ見ってみーたいー♪」
勇者「うぉおおおおイッキ!イッキー!」
薬は「錠剤」だ。

 

3-53:取説〔13歳:LEVEL26〕
姫ちゃんの素敵な煽りに乗せられて、薬を飲んでしまった。もう後戻りはできない。
ジョ「さぁそろそろ幕といきましょうカ。もう逃げられまセーンよー?」
勇者「妙だな、まだ眠い…。効果が出んぞ。いや、出ない方がいい気もするが…。」
商南「アホー!取り扱い説明書あったやろー!?ちゃんと読まんかーい!」
勇者「あん?取説だと…?」
取説『30秒後に発動します。気を確かに持てば多分死な…死なないでください。』
勇者「願いを込めるなーー!!」
ジョ「サ〜ヨナーラーー!!」
ジョニーは素早く斬りかかった。
勇者は顔色が変わった。
勇者「辛ぇえええええええええええ!!
勇者は「燃えさかる火炎」を吐いた。

 

3-54:瀕死〔13歳:LEVEL26〕
飲んだ薬はなんと激辛薬。確かに目は覚めるが、勢い余ってそのまま死にそうだ。
よく火を噴くほど辛いみたいな表現はあるが、ホントに噴くほどってどんなだよ。
勇者「あ゛っ…あ゛っ…! ぐ…ヤベッ、また…ぶはぁあああ!!(炎)」
ジョ「お゛…う゛ぅ…シット…!(黒焦)」
二人とも瀕死だ。
暗殺美「アンタ…知ってたのかさ?知ってて売るには結構酷い代物さ。」
商南「効果は知らんかってんけど、まぁ「武器」として売ってた理由はわかったわ。」
姫「あれなら冬でもホカホカだね。」
暗殺美「アンタもアレ飲んで目を覚ましたらどうさ?」
勇者「い、息ができん…!誰か酸素…酸素をくれ…!商南ぁー!!」
商南「やってもええけど余計に燃えるで?」
勇者「くぉおおおおぉ!俺はどうすれば…!」
とりあえず頑張れ。

 

3-55:理由〔13歳:LEVEL26〕
その後…散々炎を吐き散らした結果、なんとか試合には勝つことができた。
ジョニーは担架で運ばれていったが、俺は勝者としてそんなマネはできない。
勇者「ハァ、ハァ…やっと落ち着いてきたぜ。予想以上に酷い目に遭ったが。」
商南「でもまぁホラ、目ぇ覚めたやろ?」
勇者「かわりに口が冷めんがな!」
姫「お水ほしい勇者君?消防車呼ぶ?」
勇者「ありがとう姫ちゃん。だができたら「コップ単位」にしてもらえると助かる。」
戦仕「よぉ勇者、なかなか面白ぇ試合だったぜ。笑かしてもらったぜよ。」
勇者「戦仕か…。その様子じゃどうやら勝ったようだな、生意気にも。」
戦仕「まーな。意外と苦戦したが所詮オイラの敵じゃねーぜよ。」
勇者「そうか、なら次は準決勝…ってなぜ試合多い俺の方が先に終わってんだ?」
戦仕「待ってろよ勇者。決勝で勝ったら、オメェには子分になってもらうからな。」
勇者「子分だぁ?まぁありえん話だから別にいいが…なんのためにだ?」
戦仕「盗子サン…強敵にさらわれたんだろ?」
負けられない理由ができた。

 

3-56:暇潰〔13歳:LEVEL26〕
準決勝に勝ったので、次は決勝。だが夕方かららしいので結構時間がある。
勇者「よーし、暇だしなんかするか。秋の昼間にふさわしいこと…なんかあるか?」
姫「どう考えても「肝試し」しか無いね。」
商南「季節も時間も思っきしズレとるやないかい!」
暗殺美「「どう考えても」ってセリフになによりビックリさ。」
勇者「悪いが姫ちゃん、季節はともかくこんな真っ昼間に出歩いてる霊はいない。」

ゴップリン「…ン?」
勇者「いたーーー!!」
ゴップリンが現れた。
ゴップリンは屋台で芋を売っている。

 

3-57:再会〔13歳:LEVEL26〕
とうの昔にブッた斬ったはずのゴップリンが、普通に露店で商売をしていた。
別人(人?)かとも思ったが、敵意むきだしの目で見てるので多分本物なのだろう。
勇者「死んだはずの奴がここに…ということはまさか…霊魅か?」
声「ふふふ…相変わらずいい勘してますね、勇者君…。」
勇者「やはりそうか…。出て来いよ、とりあえずどういうことか説明してもらおうか。」
霊魅「さっきから後ろに…。」
勇者「ってうわぁあああ!!ビビらすなよ!もっと普通に登場できないのか!?」
霊魅「ただの趣味なのに…。」
勇者「なお悪いわ!!」
商南「誰なんこの子?ガッコの知り合いとかそんなん?妙な知り合い多いなぁ〜。」
勇者「ああ、学園校からの腐れ縁だ。会うのは随分と久しぶりだがな。」

霊魅「…久しぶり?」
勇者「いつから見てた!?」
霊魅は答えなかった。

 

3-58:偽魂〔13歳:LEVEL26〕
相変わらず得体の知れない霊魅。そういう所はなんだか先公とカブッてる気がする。
勇者「ところで、なんでお前がこんなとこにいるんだ?まさか予選に出てたとか?」
霊魅「ふふふ…ただの出稼ぎですよ…。でも人手が足りなくて、ね…。」
勇者「そんなことのために死者を呼ぶなよ。しかも魔物を。」
ゴプ「オマエ ユルサナイ。アノ トキノ ウラミ…ヤキイモ アツイノ クエ。」
勇者「いや、それは仕返しのようで全然仕返しになってないぞ。」
商南「え、コイツもう死んどるん?じゃあアンタ「霊媒師」?便利な職やなぁ〜!」
霊魅「そうでもないですよ…。「偽魂」が無いと…呼べないし…。」
〔偽魂(ぎこん)〕
霊を呼び寄せる媒体となるアイテム。
霊樹の葉と、呼び出す相手の身体の一部から練成することができる。
その練成術には高度な技術が必要なので、そう簡単にできると思うなよ。
勇者「だが…やはり妙だな。こんな遠くまで屋台出しに?どう考えても割に合わん。」
霊魅「やっぱりいい勘してますね…。 あ…後ろに…。」
勇者「なにっ!? …なんだ、何も無いじゃないか…って、いない!どこだ霊魅!?」
声「いずれわかりますよ…。世にも怖ろしいことが…起こりますよ…。 ふふふ…。」
商南「き、消えた!? な、なんやねんアイツ!?」
勇者「・・・・・・・・。」

お前の方が怖いよ…。
肝試しは成功に終わった。

 

3-59:驚愕〔13歳:LEVEL26〕
意味深な発言を残して消えた霊魅。おかげでリラックスムードもブチ壊しだ。
仕方ないので俺達は、戦仕の試合でも見ようと会場に戻ることにした。やれやれ…。
勇者「そういや戦仕の相手は誰だったっけ?全く意識してなかったんだが。」
暗殺美「ん〜…あぁ、確か「苦怨(くおん)」さ。」
勇者「くおん?」
姫「くおぉぉ〜ん…」
勇&姫「ぶぉおおおおぉ〜ん!!」
商南「ハイそこー!急に「走り屋」にならなーい!」
勇者「ま、どうでもいいがな。どうせ戦仕が勝つんだ、気にするだけ無駄ってもんさ。」
声「なにをー!?ナメるんじゃないのだ!苦怨様が負けるなんてありえないのだ!」
勇者「む?その喋り方は…そうか、抜け出せたか。意外と早かったじゃないか。」
ヨロヨロと忍美が現れた。
忍美「さ、さっきはよくも…!コインロッカーに閉じ込めるなんてあんまりなのだ!」
勇者「入ったお前もあんまりなのだ。」
忍美「マネするななのだ!べ、別にちっちゃいことは悪いことじゃないのだ!」
暗殺美「ところでアンタ、苦怨「様」って何さ?ペットにでも成り下がったのかさ?」
忍美「ふっふっふー!聞いて驚けー!?」
ドゴォオオオオオオオオオオン!!(轟音)
忍美「うわぁああああ!?」
試合場から轟音が聞こえた。
忍美は一人で驚いた。
勇者「なんだ今の音…ん?なんか転がってきたが…コイツは…せ、戦仕!?」
戦仕「くっ…はっ…!ぬ、ぬかった…ぜよ…!」
苦怨「勝負アリです。 …おや?誰かと思えば…フフッ、いいタイミングですねぇ。」

勇者「誰だお前は?」
空気を読め。

 

3-60:忠告〔13歳:LEVEL26〕
余裕で勝ち上がると思われた戦仕だったが、なにやら負けやがったようだ。雑魚め。
苦怨「やぁ初めまして勇者君。決勝では正々堂々、いい試合をしましょうね。」
勇者「ああそうだな。とりあえず遺書でも書きながら夕方を待つがいい。」
苦怨「あ、そうそう。なにやらお腹の調子が悪いそうですが…薬でもどうですか?」
勇者「あん?いや、腹痛はもう治まった。妙に気遣っても手加減はせんぞ?」
苦怨「そうですか…フッ、それは良かった。ではまた後ほど。 さ、行きますよ忍美。」
忍美「あ、ハイなのだ! ベーだ!遺書でも書いて待ってるがいいのだバーカ!」
勇者「いや、それさっき俺が言ったぞバカ。」
忍美「ば、バカって言う奴がバカなのだバーカ!」
暗殺美「先にバカと言ったのはアンタさおバカ。」
忍美「う…うわーん!あさみんがイジめるのだー!」
暗殺美「あさみん言うなや!いいから邪魔だからとっとと失せろさ!」
忍美は苦怨に引きずられていった。

 

外伝(弐)