雑談

 

赤池「降らないな、雪…。」
植田「ん?まぁそうだが例年そんな降る地域でもないじゃんか。何かあったのか?」
赤池「作りたいんだ、俺…かまくら幕府。」
植田「生まれてくるのが800年くらい遅かったな。残念だが諦めろ。」
赤池「フッ、安心しろ。いくら俺でもいきなりは無茶だってのはわかってる。」
植田「いや、いきなりだろうがじっくりだろうが無理は無理なんだが…」
赤池「だから始めたんだ、ローラースケート。」
植田「だからって光GENJIを目指すな。それちっとも妥協じゃねーよ。」
赤池「フッ、まぁ言いたいことはわかるよ?俺だって自分がジャニーズ系じゃないことくらいわかってるさ。だが言わせてくれ、今どきのジャニーズってばよく見ると意外とブサ」
植田「オーケーちょっと待て、それ以上は危険だ。その組織と某ネズミの国だけは敵に回しちゃいけない。というかそれ以前に、お前の発想には大きな間違いが二つあるしな。」
赤池「お、大きな間違い…?」
植田「まず一つ目。800年とまではいかないが、光GENJIも過去の人だ。もう入れん。」
赤池「ハッ!そんな盲点が…!?」
植田「盲点だったのか…。」
赤池「だ、だがもう他には無い!無いはずだっ!」
植田「んじゃあ二つ目。そもそも、『かまくら』違い。」
赤池「ハハッ、いやいやそれは無いだろ。」
植田「えぇっ!?ま、まさかのリアクションにさすがの俺もちょっと驚いたわ。」
赤池「お前さぁ、そういう嘘はやめようぜ。歴史は捻じ曲げちゃダメだぞ。」
植田「お前の小学校の先生は一体何してたんだ。今度会わせろ説教してやる。」
赤池「え?ま、まぁお前がそこまでマジなら止めはしないけどさぁ。」
植田「全然マジじゃなかったんだが、この際念のため聞いとくわ。ドコに住んでんだ?」
赤池「去年、事故で…」
植田「なら止めてくれよ。俺がマジならなおのこと止めてくれよそこは。」
赤池「三人轢いて逃げてる。」
植田「ちょ…っと勘違いしてはいたが、結局ヤバいのに変わりないじゃないか。それはそれで止めてくれよ。」
赤池「いや〜、止まらなかったから轢いちゃったんだろ。」
植田「誰が上手いこと言えと。」
赤池「まぁ飲酒運転はダメっていう、いい教訓になったよ。」
植田「あ〜、そりゃマズいわなぁ。どっかで飲んだ後だったのか。」
赤池「確か『キャバクラ幕府』で。」
植田「なんなんだその明らかにオッサンが考えたようなネーミングは。いや、なんか絶対どっかにありそうではあるが。」
赤池「イイ子に作ろうキャバクラ幕府。」
植田「何を作る気だ何を。俺の想像通りならお前、確実に裏から黒服出てくるだろそれ。」
赤池「キャバクラは、男のロマン!だからキャバクラ、行こうぜ!」
植田「知らぬ間に目的がすり替わってるのは置いといて、まぁ残念だがそれは無理だ。」
赤池「え〜?なんでだよノリ悪ぃな〜。」
植田「いや、ノリとかじゃなくてさ。ホラ俺ら、まだ10代だし。」

赤池「え、ガラスの?」
植田「お前実は30代だろ。」