雑談

 

2月
赤池「2月ってさ、なんで28日しかないんだろな。」
今池「え?あ〜なんでッスかね。言われてみれば確かに不思議ッスねぇ。」
赤池「考えてみ?1月と3月を30日までにすれば、2月も30日にできるじゃん。その方がどう考えても自然じゃね?」
今池「あ、ホントだ!なんで今まで気づかなかったんだろ!」
赤池「フッ、相変わらずまだまだだなぁお前は。」
今池「いや〜さすがは先輩ッス!目の付け所がハンパねーッス!」
赤池「あと気になるのは、2月29日生まれの人って…何月生まれなんだろ?」
今池「へ?いや、思いっきり「2月」って言っちゃってるじゃないスか。2月っしょ?」
赤池「待て、それは「2月29日」って考えるからだろ?「2月28日の次の日」って考えたら…どうよ?」
今池「あっ!3月だ!4年中3年は3月1日生まれっス!」
赤池「だろ?てことは…3月とも考えられね?」
今池「うわ、スゲッ!盲点ッス!超盲点だったッスよ!ヤッベ!」
赤池「俺は思うね。これはきっと…古代の神とかの時代まで話が遡るんだよ。」
今池「か、神!?そんなスッゲー物語が!?つーか神とかって実在したんスか!?」
赤池「いたんだって昔は。ほら、だから名前あるじゃん。3月は「弥生」とかさ、2月は…なんだった?」
今池「あ〜「縄文」じゃねッス?」
赤池「そう、縄文。そういう神が12人いてさ、それぞれの月を仕切ってたんだって。」
今池「そうだったんスか!やっぱスゲーや先輩!知識ありまくり!天才ッス!」
赤池「うん、よく言われる。天才と紙一重だって。」
今池「カッケー!俺も言われてぇー!」
赤池「んでさ、その縄文の野郎がきっと弱かったんだって。立場とか超弱かった。」
今池「そうか!だから28日しかないんスね!スッゲー納得いくッスそれなら!」
赤池「だろ?これ以上にない説得力だろ?」
今池「あ、でもなんで4年に一度は29日あるんスかね?なんで4年に一度だけ強気なんスか?」
赤池「いや、むしろ弱気。あんまりパクると弥生にキレられるんだよ。」
今池「へ?パクるって何がッスか?」
赤池「だって2月と3月って、曜日同じじゃん。」
今池「え…?うわホントだ!これまた超盲点ッス!だから一日ズラしてたんスか!」
赤池「でも毎年は無理なんだよ。こっそりやんないと、勝手に日数増やすなとかキレられちゃうしね。みどりとかに。」
今池「みどり…?誰ッスかそいつ?」
赤池「いや、5月の。」
今池「五月みどり!?あ、そういう意味だったんスか!まだ生きてる神が!」
赤池「とまぁ、そんなこんなで今に至るわけよ。どうだ勉強になったろ?」
今池「なったッス!超なったッス!今なら大学とか受かる自信があるッス!」
赤池「震度は?」
今池「3ぐらいッス!」
赤池「スッゲー自信じゃん。マグ…えー、マグネットで言えば100くらいあるじゃん。」
今池「200あるッス!そんくらいタメになったッスよ!」
赤池「そっか。そう言ってもらえると俺も嬉しいよ。」
今池「あ、そうだ!月の話といえば、もう一つ教えてほしいことがあるんスよ!俺、何月が31日まであるのか、全然覚えらんないんスよ。なんか法則無いんスかね?」
赤池「あーー…無い。それ、毎年変わるから。気分で。」
今池「マジで!?あーそうかだから覚えらんなかったのかー!超納得ッス!」
植田「オイオイ…嘘教えるなよ赤池。」
今池「へ…?」
赤池「な、なんだよ植田!ひょっこり現れて言いがかりつけるなよな!」
今池「そーッスよ!どうせろくな説明もできないくせに!」
植田「あぁそれな。こう、手をグーにするじゃん?でさ、指の付け根のコブと谷のとこを、交互に指しながら1、2、3…て数えるんだよ。んで、7までいったら8はまた1と同じとこに戻って続ける。そうすると、コブを指した月が31日、谷が30日になるんだよ。あ、2月は例外だけどな。」
今池「す…スッゲー…!」
植田「だろ?」
今池「スッゲーわかりづらい。」
赤池「だな。せめて映画にして説明してほしい。」
植田「そんな壮大な説明を求めるな。普通にイラスト程度に抑えてくれ。」
今池「植田先輩の話は小難しくてわかりづらいからイヤなんスよね〜。」
植田「わかりやすい嘘を仕込まれるよりはマシだと思うんだが。」
赤池「お前はもっと肩の力抜けよ。物事を細かく考えすぎなんだ。」
植田「お前はもっと考えろよ。」
赤池「じゃ、じゃあさ!お前は語れるのかよ!?2月29日の真実を!」
植田「あ〜、確かグレゴリオ暦が作られた古代ローマでは、今の2月が年末にあたったらしい。地球の公転周期は365日と6時間弱だから、4年に一度1日足したり…」
赤池「あーもういい!笑えない!ちっとも笑えないよそんなの!」
植田「別にお前を笑わすためのシステムじゃないしな。笑える歴史しか認めないのかお前は。」
赤池「俺は歴史には縛られない!古き神の勢力なんて知ったことか!」
植田「その辺から聞いてたが、相変わらず無茶苦茶だよなぁお前って…。」
赤池「とにかく今年から2月は30日間!皆がなんと言おうと俺はそう言う!みどりが何て言おうと!」
今池「自分もッス!モノマネ芸人だって敵じゃないッス!」
植田「いや、「神無月」は違った意味で敵じゃないからな。五月みどりもだが。」
今池「なんスか先輩?赤池先輩をバカにすんのはヤメてくださいよ。」
植田「違う!むしろマトモにしようとしてるんだ!これ以上バカにできる方法があるなら教えてくれ!」
赤池「よし、行くぞ今池!「2月を応援する会」発足だ!駅前でキャンペーンやる!」
今池「ウッス!どこまでもついて行くッス!」
植田「やれやれ…あ、そうだ。そういやお前ら、占い信者だったよな?」
赤池「ん?なんだよいきなり?そうだけどそれが何か?」

植田「2月の運勢、お前ら最悪だぞ。」
赤池「2月は廃止!!」
今池「廃止ッス!!」