失恋ウィルス

 

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少年「ふぅ、マズいな…だいぶ広がってるみたいだ。このままじゃ…」
ピリリリリ、ピリリリリ…ピッ(電話)
携帯「私だ。」
少年「ヒロシか…相変わらず監視してるかのようなタイミングだな、気持ち悪い。」
携帯「いまアナタの後ろにいるの。」
少年「お前はドコのメリーさんだ。だったら電話で話す意味無いだろ。」
携帯「フッ…とまぁ冗談はさておき、首尾を聞こうか。どうだよそっちの状況は?」
少年「あ〜、アンタの読み通りだよ。やっぱ相当ヒドい。今日だけで十組は見たよ。」
携帯「ハァ…ったく仕方ないなぁオイ。じゃあまぁそっから先は、予定通り頼むぞ。」
少年「オーケー。とりあえずサンプル取って帰るわ。詳しくは後で説明する。」
携帯「了解した。来る前には必ず滅菌してこいよな。コッチに持ち込んだら殺すぞ。」
プツッ(切)

少年「ハァ〜…まったく、人使いが荒くて困る。 にしても参るよなぁ…」


敗したよ。なんでオメェなんかと付き合ったんだろ。」
?そんなわけないだろ。遊びだよ、遊び。」
ン、別れよ。なんか勘違いだった。」
ラつくからさ、消えてくれる?」
セーんだよブサイクが!」
ッキリした。バイバイ。」

少年「この、「失恋ウィルス」ってやつは。」