第三十三章 |
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4-496:混乱〔14歳:LEVEL45〕
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勇者「ゲホッ、ゴホッ!チッ、よくわからんがえらい目に遭った。一体何がどうした?」 賢二「ゆ、勇者君なの…?それとも、まだ…」 勇者「何をジロジロ見てやがる賢二?両目の水分をストローで吸い尽くすぞコラ?」 賢二「だからどっち!?」 盗子「ゆ、勇者ー!正気に戻ったの勇者!?そ、それとも…」 勇者「何を騒ぐ盗子?ドラム缶満タンの瞬間接着剤を豪快にイッキさせるぞコラ?」 盗子「やっぱどっち!?」 勇者「うぉー!姫ちゃんはっけーーん!!」 |
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4-497:最悪〔14歳:LEVEL45〕 | |
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目が覚めると、俺はなぜか壁にメリ込んでいた。しかも大魔王と一緒にだ。 これは一体どういうわけだろうかと悩むのも面倒なので、適当に脳内補完しよう。 勇者「む〜…察するに、お義母様の魔法で「断末魔」を追い出した…ってとこか?」 妃后「察しが良すぎてなによりだよ。気分はどう勇者君?」 勇者「…ふむ、まあ…な。」 マジーン「オイオイどうしたよ勇者?いつになく歯切れが悪ぃじゃねぇか。」 勇者「む?今ごろ首が繋がったのかよ使えん雑魚め。また飛ばしてやろうか?」 マジーン「ハハッ、ナメんなよオイ?そう簡単に飛ぶほど俺の首はびゅっ!!」 |
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土男流「う、うぉー!屋根まで飛んだー!」 姫「壊れて消えた?」 盗子「シャレんなんないからヤメて!」 大魔王「・・・・・・・・。」 妃后「ちょ…ちょっと、マズいことになったみたいね…。」 勇者「ああ、ちょっとどころか最悪だがな…。取り込みやがったのか、「断末魔」を。」 大魔王「怯えなくていいよ…全員、すぐに死ぬから。」 |
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4-498:絶望〔14歳:LEVEL45〕 | |
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終わった。もう確実に終わった。これが「絶望」という感覚なのだろう。 ただでさえ勝ち目の薄い化け物だった奴らが、手を組んじまったってわけだ。 「大魔王+断末魔」…いや、「大魔王×断末魔」とするのが相応しいかもしれん。 最悪の方程式だ。一体どっちが「攻め」でどっちが「受け」…ダメだ落ち着け俺。 ここで冷静さまで失っては、完全に終わってしまう。それだけは避けねばならん。 にしても、大魔王の奴…随分と無慈悲なキャラに変わっちまったもんだぜ。 もうじき完成かな…「マジーンの繊切り」。 |
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4-499:責任〔14歳:LEVEL45〕 | |
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不死身のマジーンがよほど邪魔なのか、念入りに始末している大魔王。 あれだけ細切れにすれば、いくら死なんといってもこの戦いのリタイアは必至だ。 盗子「あ、あの…念のため聞くけど、実はコレも作戦の一部だったりってことは」 妃后「唯一の弱点だったヌルさも消えて、これで「完全体」だね。やっちゃったね。」 暗殺美「いや、「テヘッ☆」って顔されても困るさ!そんなお気軽な状況と違うさ!」 賢二「なんか、僕の前世は「手羽先」だったんじゃないかってくらい鳥肌が…。」 妃后「…大丈夫、責任は取るよ。だから姫ちゃん…ここでお別れだよ。」 姫「ほぇ…?」 妃后「私が命懸けで封印するね。全魔法力を放出すれば、多分なんとかなるよ。」 盗子「えっ!まだアイツを永久封印できちゃうような大技が!?」 妃后「ううん、もって数時間かな。だからその間に…できるだけ遠くに逃げてね。」 姫「い…イヤだよお母さん、お腹すいたよ…!」 妃后「ひ、姫ちゃん…この期に及んでアナタ…。ママ、人生最大の衝撃受けたよ。」 姫「お母さん、どこか行っちゃうの…?離れ離れはもうイヤだよ…?」 妃后「姫ちゃん…。」 勇者「…ならばまずは先に、俺が時間を稼ごう。もう少しだけ…一緒にいるがいい。」 大魔王「ふぅ、これだけ粉微塵にすればもういいよね…さて、じゃあ次にいこうか。」 |
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4-500:安心〔14歳:LEVEL45〕 | |
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なにやら、お義母様が命を張って時間を稼いでくれるらしい。泣かせる話だ。 ならばせめて、姫ちゃんとの別れの時間くらい俺が確保せねばなるまい。 勇者「てなわけで、この俺が相手をしてやる!かかっ…できればかかってくるな!」 大魔王「ハァ…バカなのキミ?時間稼ぎすらできないってのがわからないかなぁ?」 勇者「ナメるなクソガキがー!食らえ刀神流、一刀両断剣!!」 |
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勇者「う、うぉーー!?やっぱりかーー!!」 妃后「いい姫ちゃん?これだけは覚えといて。恋はね…「戦争」なんだよ。」 姫「え、鯉…?」 妃后「そう。ママは初恋逃して死ぬほど後悔したから、アナタは絶対に捕まえてね。」 姫「初鯉…海とか行けばいいの?」 妃后「え?あ〜、そうだね。いろんな所にデートに行きなね。お手手繋いでさ。」 姫「え、手があるの…?」 妃后「え?あぁ、もちろん他にも色々あるよ。できれば教えてあげたかったけど…。」 姫「色々…深いね。」 妃后「私が見るに、一番の敵は盗子ちゃんだからね。」 姫「え、盗子ちゃんも狙ってるの?」 妃后「そうだよ?あのテのタイプが実は一番強敵なんだよ。気をつけなね?」 姫「うん…わかったよお母さん。私、負けないよ。」 妃后「そっか、安心した…。これで…心置きなく逝けるよ。」 |
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4-501:封印〔14歳:LEVEL45〕 | |
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姫ちゃんのためにカッコ良く頑張ろうと思った俺だったが、魔力不足で剣が使えん。 勇者「つーわけで、早速だがもう限界だぞお義母様!状況はいかがだ!?」 賢二「ちょ、だからってなんで僕に押し付けるの!?僕ももう限界で…!」 妃后「あ、準備オッケー。」 勇者「よし、ならば後は任せた!だが安心しろ…娘さんは俺が幸せに」 姫「勇者君…」 勇者「うむ、カステラでいいかな?」 姫「さすが勇者君…やるね。」 妃后「ねぇ姫ちゃん…今この時くらいはこっちに気を配ってもらえるかなぁ…?」 姫「お母さん…また会える?」 妃后「え…?う〜ん…ま、いい子にしてたら丑三つ時に無言で背後に立つよ。」 勇者「いや、そんなん言われたらグレるぞ普通なら。」 賢二「う、うわぁああああ!無理無理!もうホント無理お助けぇーーー!!」 大魔王「なに、まだ何かやっちゃう気?今の僕に…うぐっ、な…にぃ…?」 妃后「チャーンス。まだ「断末魔」を完全に支配したわけじゃないっぽいねぇ。」 大魔王「くっ、おのれ…!」 妃后「サヨナラ姫ちゃん…幸せになってね!ハァアアアアアアアアアア!!」 ピッカァアアアアアアアアア!!(輝) |
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4-502:結界〔14歳:LEVEL45〕 | |
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強力な魔法によって大魔王は一時封印され、そしてお義母様は光の中に消えた。 盗子「な、なんとかなった…みたいだね…。良かったよぉ…!」 勇者「だが「封印」というより「結界」だな…。ま、閉じ込められただけ上出来か。」 大魔王「…逃げても無駄だよ。こんな結界、すぐに壊して殺しに…ぐっ…!」 勇者「フン、無理するな雑魚め。頼むからそっとしておいてくれ。」 盗子「強気なのホントは弱気なのどっち!?」 姫「お母さん…。」 勇者「…行くぞ姫ちゃん。今は、悲しんでる猶予さえ無いんだ。」 姫「お母さん…母さん…(ぐぅううう〜)…チャーハン…。」 ボケなのかマジなのか。 |
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4-503:最終〔14歳:LEVEL45〕 | |
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動けん大魔王を残し、俺達は階下へと急いだ。早いとこ遠くへ逃げんと殺される。 タッタッタ…(走) 盗子「ちょっ、待ってよ勇者ー!置いてかないでぇーー!」 勇者「チッ、賢二達め…逃げ足だけは異常に成長しやがっ…なにぃ!?」 |
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勇者「チッ、オイどうした賢二!?このヤケにお似合いの光景はなんだ!?」 賢二「ゆ、勇者君…逃げ…て…。」 少女「あらら…生きてたのねアンタも。みんな結構しぶといんだねぇ〜。」 勇者「貴様がやったのかロリっ子?って、俺は貴様なんぞ知らんぞ馴れ馴れしい。」 少女「うわ酷っ!忘れちゃったわけ〜?この、「め・が・み・さ・ま☆」をぉ〜?」 盗子「め、めが…ハァ!?その顔のどこがブサイクなの!?期待して損したよっ!」 女神「えぇ〜。私なんて全然可愛くなんかないよぉ〜。」 盗子「女子かっ!凄まじくブリッ子しやがる女子かっ!」 勇者「だがその気配…どうやら本人らしいな。それが真の姿だったってことか?」 女神「ま、そーなるね〜。私としては前の大人っぽい姿の方が好きなんだけどさ。」 勇者「キャラまで変わるとは面倒な…いや、それ以上に面倒なのは…その強さか。」 |
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4-504:願望〔14歳:LEVEL45〕 | |
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俺の行く手を阻んだチビッ子は、女神の真の姿だという。まったくどいつもこいつも。 勇者「ふぅ、やれやれ。こっちは魔力も消え失せたってのに…どうしたもんだかな。」 女神「あれぇ〜泣き言ぉ〜?ププッ☆ なんか情けない奴ぅ〜。」 勇者「フン、ナメるな。折れない剣さえあれば、十分にやれる経験値は持っている。」 女神「あればでしょ?」 勇者「フッ、そうなるな。」 盗子「だから結局どーなの!?誰がこの危機を打開してくれんの!?」 勇者「俺がやるしかなかろう?賢二らは倒れ、絞死も起きん。姫ちゃんは可愛い。」 盗子「いや、最後のおかしいから!あと当然のごとくアタシだけスルーな件も!」 勇者「まぁ「断末魔」の魔力で、怪我と体力だけは回復したしな。可能性はある。」 女神「ハァ?武器も無しじゃ勝てないってさっき…」 勇者「うっかり忘れていた。そういや俺…「体術」の方も、かなりの腕前だったわ。」 そんな気がする。 |
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4-505:攻撃〔14歳:LEVEL45〕 | |
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無いものねだりしていても仕方が無いので、今回はこの身一つで挑むことにした。 勇者「下がってろ盗子。勢い余ってまずお前から殴っちまいそうだ。よしそうしよう。」 盗子「そうするなよ!てゆーかなんで勢い余るんだよ!そしてなぜアタシが先!?」 勇者「まぁ安心しろ、体術もかつて麗華の糞アマに死ぬほど仕込まれた。」 盗子「えっ、じゃあなんで普段あんま使わないの…?」 勇者「そりゃお前、剣技の方がカッコイイし。」 盗子「子供かっ!」 女神「な、なにをぉ〜!?」 盗子「アンタにゃ言ってないよ!まぁアンタも見た目は子供だけども!」 姫「え、私…?」 盗子「アンタでもないからっ!ネェなんでボケしかいないの!?ツッコミはー!?」 女神「…フン、まぁいいもんね〜。死んで後悔しちゃいなよ!」 |
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女神「うぎゃふっ!!」 盗子「す、スゴい…!何がスゴいって、ためらいなく女子の顔面殴るあたりが…!」 勇者「意外とやれるもんだな。大魔王戦に向けての前哨戦だ、本気で来やがれ。」 女神「ペッ…。 ふぅ〜ん…やるじゃん。じゃあこっちも、手加減ヤメるよ。」 |
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4-506:理由〔14歳:LEVEL45〕 | |
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そんなこんなで始まった対女神戦。やはり前にやり合った時より強くなってやがる。 ドガッドガドガドガシッ!!(乱打) 女神「ハァ、ハァ、私の秘密の攻撃が当たらないなんて…!なんてフザけた奴…!」 勇者「この俺の、勘に、不可能は、ない!先の闘いで、既に見切っているわっ!」 女神「フン、ハッタリ言っちゃってもぅ!」 勇者「フッ、バレたか!」 盗子「なにアンタら仲良し!?なんでちょっと清々しい感じなの!?」 勇者「ちなみに貴様、なぜ大魔王につく?共に奴を討つ側に回らんか?」 女神「え〜?だって、「美しさは罪」だもん☆ やっぱ罪人は、悪の側でしょ?」 盗子「そんなくだらない理由で!?」 女神「それに、むっか〜しのご先祖様は、「勇者」の一族に狩られたって聞いたし。」 盗子(あ゛…夢絵本のアイツか…!) 勇者「そうか…ならばもう誘わん。我が謎の秘奥義をもって、地獄へと送ってやる。」 女神「キャハ☆謎とか言っちゃって超ウケるし☆」 |
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4-507:連撃〔14歳:LEVEL45〕 | |
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どうやら女神を懐柔するのは無理っぽいので、短期決戦で始末することにした。 勇者「うぉおおおおお!食らえぇ!「回・数・拳」!!」 女神「ぎゃっ!」 勇者「必殺!「常・連・脚」!!」 女神「はぶっ!!」 勇者「奥義!「顎・関・節・掌」!!」 女神「うきゃああああああ!!」 ズッガァーーーーーン!! 盗子「す、スゴいよ勇者!技の名前はともかくすんごい破壊力だよ!」 勇者「ハァ、ハァ、ま、まだだっ!」 女神「…やるじゃんアンタ。」 勇者「おっと、まさか「私の美しい顔に傷を…!」でパワーアップってパターンか?」 女神「べっつにぃ?傷の一つや二つで揺らぐほど、脆い美しさじゃないしぃ〜♪」 勇者「チッ、ハートまで強いとは食えん奴め…やりづらいぜ。」 女神「さーて…んじゃまぁ、今度はこっちの番かにゃ☆」 勇者「全力で断るっ!!」 |
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4-508:武器〔14歳:LEVEL45〕 | |
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俺の攻撃も効いてたっぽいが、今度は女神のターンらしく連続攻撃がハンパ無い。 女神「そぉおおおおりゃああああ!死ねぇええええええええい!!」 勇者「チッ、クソが…!」 ガシッ!ドガッバキッ! 盗子「が、頑張れ勇者ー!大丈夫、互角に渡り合えてるよー!」 暗殺美「フン、その目は節穴かさ?目ん玉かっぽじって豪快にエグり出せさ。」 盗子「誰が出すかっ!って、気づいたんだね暗殺美!じゃない、節穴だとぉ!?」 暗殺美「地味にやられ始めてるさ。やっぱ慣れない体術じゃそんな程度さ。」 賢二「それに、正体不明の攻撃をかわし続けるのは…相当消耗するんだと思う。」 盗子「そ、そんなぁ…!」 勇者「ゼェ、ゼェ、やはり武器が無いとキツい…!」 女神「オラオラオラァーーー!」 勇者「武器が…誰か武器を…!」 女神「トドメだよぉ〜!!」 勇者「武器をぉーーーーーーーーー!!」 キラン(光) チョメ「ポピュッパーーー!!」 ドガァアアアアアアアアン!!(爆) |
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4-509:物量〔14歳:LEVEL45〕 | |
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望んだ武器を大量に携え、久々に現れたチョメ太郎。ナイスなタイミングだ。 勇者「来たかチョメ太郎…望んだ時に来るとは珍しい。どういう風の吹き回しだ?」 チョメ「ピポプパッポプ、ペポプ!プペ?」 勇者「フッ、未だにちっともわからん…。まぁいい、何かオススメの武器はあるか?」 チョメ「ポッピュ!」 勇者「オーケーそのバズーカだな?わかったから銃口はこっちに向けるな。」 女神「ちょ、アンタそんなのに頼っちゃうつもり?プライド無いわけぇ?」 勇者「我がプライドを最も傷つけるのは「敗北」…その回避のためなら止むを得ん!」 女神「くっ、いくら三流武器でもその量はちょっと…!」 勇者「食らえ小娘ぇ!これは死んだ賢二の分だぁーーーー!!」 賢二「ええぇっ!?」 勇者「ポピュッパーーー!!」 チュドォーーーーーン!!(大爆発) |
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4-510:刻印〔14歳:LEVEL45〕 | |
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チョメ太郎持参のバズーカを豪快にブッ放し、その後はマシンガンで乱れ撃ち。 他にもロケットランチャーや手榴弾…これだけあれば勝つ可能性はゼロじゃない。 盗子「ひぇーー!なんちゅーえげつない攻撃だよ!これじゃこっちまでヤバいよ!」 賢二「だ、だけどそれを…避けてる…!」 女神「キャハハ☆甘いねっ、確かに厳しいけど避けきれない攻撃じゃ…」 勇者「だろうな!思っていたよ、この隙間を縫って来ると!」 女神「しまっ…誘導され」 勇者「死ねぇえええええ!刀神流操剣術、千の秘剣…うなれ千刀滅殺剣!!」 |
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女神「うっきゃあああああああ!!」 ドガァアアアアアアアアン! 勇者「ふむ…この剣なかなかの業物じゃないか。いい目してるぜ、褒めてやる。」 チョメ「ポペッポプ!」 勇者「フッ、そうか嬉しいかチョメ太郎。だが銃口は向けるなと言ってるだろ殺すぞ。」 女神「そ、そんな…完全体の私が、人間一人に…倒されるとか…ありえない…。」 勇者「一人?雑魚めが。四肢の“それ”に気づかんようだから、貴様は死ぬんだ。」 女神「なっ、こ、コレは「死の刻印」…!?まさかあの子の、絶命系呪文で…!?」 姫「ほぇ…?」 女神「あ、ありえないそんなのありえない…!この世で一番美しい、この私が…!」 勇者「最期にいいことを教えてやろう。この世で最も美しいのは、「強き者」だ。」 ズガガガガガガガンッ!!(銃声) |
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