第十七章 |
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4-256:閃光〔14歳:LEVEL40〕 | |
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腹ごしらえも済んだということで、俺は仕方なく今後について考えてみることにした。 勇者「蒲焼きの後…夕飯は何がいいと思う?」 盗子「いや、テーマがおかしくない!?今は敵のことが最優先でしょ!?」 勇者「あん?何言ってんだお前、あんな雑魚どもなんぞ考えなくとも簡単に…」 賢二「え!うわっ、危ない…!!」 |
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〜その頃〜 男A「ポルカ様!「軽量版暗黒波動砲」、第一波は謎の力の影響で逸れました!」 ワルツ「じゃあ急いで次を準備ですよワルツですけど!」 男B「第二波はあと10分程で準備できます、ワルツ様!」 ポルカ「次は当てましょうねポルカですけど!」 |
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4-257:手詰〔14歳:LEVEL40〕 | |
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敵船が放った凄まじい砲撃。賢二が瞬時に魔法で逸らしたようだが、危なかった。 もしかしたら、あの天空城のアレをパクッたアレかもしれん。だとすると結構マズい。 勇者「チッ、まさかあんなヤバいのを積んでいたとはな…ナメてたぜ。」 賢二「あらかじめ言っとくけど、今咄嗟に全魔法力出しちゃったから、僕はもう…」 勇者「安心しろ、大抵は「命を燃やして」的な感じでもうちょっと頑張れる流れだ。」 賢二「いや、でもそれ確実に死んじゃう流れだし…。」 無職「あっ!よく見れば岸が見えてきたですよ!陸へ逃げちゃえばあるいは…!」 勇者「邪悪な波動を感じる…恐らく第二波発射はそう遠くない。まず間に合わん。」 無職「じゃ、じゃあ泳ぐとか…!」 勇者「この重装備じゃ長距離は泳げん。チクショウ他に乗り物でもあれば…!」 盗子「食べちゃったからじゃん!バカー!」 しかもマズかったし。 |
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4-258:不安〔14歳:LEVEL40〕 | |
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敵軍の戦力を前に、かなり八方塞な感じの今日この頃。はてさてどうしたものか。 盗子「どどどどーしよ!?あんなの食らったら絶対死んじゃう!でも周りは海だし…」 姫「泳げないなら走ればいいよ。」 盗子「余計にハードル上げてんじゃないよ!海面走るとかどこの忍者だよ!?」 忍美「し、しのみん出来ないのだ…忍者失格なのだ…。」 土男流「気にすることないんだー!私だって「人形師」なのに手ぶらなんだー!」 勇者「…いや、無理じゃないかもしれん。そういやかつて麗華に聞いたことがある。」 賢二「えっ、お姉さんが!?お、お姉さんは…なんて?」 勇者「ある技の話だ。海を割る程の究極の魔法剣…その名も、「断海(モーゼ)」。」 忍美「う、海を割るとかスゴすぎるのだ!アンタできるのかそれ!?」 勇者「理論は聞いたが今は無理だ。発動には三人の魔導士が必要らしいんでな。」 土男流「師匠は剣士側だから、賢二先輩に姫ちゃん先輩…一人足りないんだー!」 無職「くぅ、今ほど自分の不甲斐なさを悔やんだ時は無いです…!」 盗子「…だ、大丈夫!「技盗士」になったから、アタシも真似事くらいはできるよ!」 賢二「僕も、命燃やすとかは無理だけどギリギリまでなら…うん!」 姫「頑張ってねみんな。」 盗子「いや、アンタもだよ!?」 |
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4-259:分担〔14歳:LEVEL40〕 | |
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驚異的記憶力が火を噴いて、わずかな可能性を見出した相変わらず素敵な俺。 だがあくまでも「わずかな」としか言えない状況。とはいえ、もはや他に手は無い。 賢二「あのさ勇者君、その技はどういう技なの?例えば属性は何属性?」 勇者「「火」「風」「氷」の三つ…熱風の剣技で海を割り、断面は凍らせて固定する。」 賢二「み、三つの属性の合成…確かに究極だね…。で、誰が何を担当しよう?」 盗子「あ、アタシは得意とか無いから、できれば賢二が詳しいのを教えてほしいな。」 賢二「じゃあ氷系かな。僕はMP少ないからできれば風系…姫さん炎系ってどう?」 姫「ご飯三杯はイケるよ。」 盗子「ねぇ話噛みあってる!?大丈夫!?」 勇者「まぁ威力の方は任せろ。我が剣の放つ暗黒の波動は、星をも貫くぜ!!」 |
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忍美「お、おぉ〜〜っかないのだぁーー!! 鬼が!目の前に鬼がいるのだー!」 土男流「うぉー!さすがだぜ師匠ー!絵的にはどう見てもダークサイドなんだー!」 勇者「チャンスは一度きり…全力でいくぞ。本気の一撃を、ブチかましてやる!」 |
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4-260:混乱〔14歳:LEVEL40〕 | |
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役割分担も終わり、あとはもうとりあえずやってやるしかないって感じの状況。 賢二から雑魚盗子へのレクチャーが終わったら、とっとと決めて走って逃げる。 賢二「で、どう盗子さん?今のを全開でって感じでいいと思うんだけど、いけそう?」 盗子「う゛…う、うん!頑張ってみるよ!たまにはカッコいいとこ見せるよっ!」 土男流「し、師匠ー!敵船の光が強くなってきたんだー!もう超ヤバいんだー!」 勇者「チッ…仕方ない急ぐぞ野郎ども!1・2・3・4でいく! イーーチ!」 賢二「に、ニィ!」 姫「イチ!」 盗子「ゼ…えっ!?ちょっ…!」 勇者「て、テメェ盗…」 ドガァアアアアアアアアン!! |
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〜敵船〜 ワルツ「えぇっ!?う、撃ちました!?」 ポルカ「う…撃ちました!?」 |
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4-261:夢叶〔14歳:LEVEL40〕 | |
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クソボケ盗子のミスのせいで、なんと魔法は失敗してしまった。もはやお手上げだ。 なんとか沈没は免れたが、あやうく死ぬところだった。いや、もう死ぬのは決まりか。 勇者「というわけで…賢二、一言頼む。」 賢二「サヨナラ人生…。」 盗子「いやぁああああああああああ!!」 ズドォオオオン!(撃) |
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勇者「なっ…なんだ今のは!?ナイスだが一体誰の仕業だ!?」 無職「え、いや、でもこの船にはワチら以外は誰も…」 船「…行きなさい。この場は私がなんとか食い止めよう。キミ達は前へ、進むのだ。」 忍美「う、うっわー!これってば船が喋ってるのだー!幽霊船なのだー!」 船「私はこの時のために、この姿になったのだと…今はそう思えるよ、無職。」 盗子「え!まさかの知り合いオチ!?船と!?」 無職「ッ!! そ、その声…そして「マグロ漁船」…ま、まさか、パパさん!?」 |
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4-262:防壁〔14歳:LEVEL40〕 | |
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なんと、驚くべきことにこの怪船の正体は無職の父親なのだという。 聞けば無職の父は、「マグロ漁船になる」とかほざいた経験を持つアホらしい。 いや、だがそれ程の無茶を叶えてしまったあたり、ある意味凄いのかもしれない。 土男流「し、師匠ー!もう光が限界な感じでキラッキラなんだー!ヤバいぜー!」 勇者「来るっ…! オイ賢二、また魔法でなんとか食い止めやがれ!」 賢二「お…お掛けになった賢二は、現在使えま」 勇者「テメェ賢二ぃーー!!」 カッ!(閃) |
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船「「超電磁バリア」だ。こう見えて私には、最新の科学技術が組み込まれている。」 無職「ぱ、パパさん…言いにくいですけどそれもはやマグロ漁船じゃないです…!」 船「だ、だが長くはもたない。早く…娘を…頼む、無職を守ってやってくれ…!」 勇者「いや、「無職」は守っちゃダメだろ。」 無職「今はそんな場合では…!」 |
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4-263:再度〔14歳:LEVEL40〕 | |
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無職父は意外なパワーを秘めていた。あの攻撃を防ぎやがるとは生意気だ。 だがおかげでもう一度挑戦する時間が持てそうなので、急いでなんとかしよう。 勇者「よし、この隙に再チャレンジといくぞ!準備しろ姫ちゃん、賢二、その他!」 盗子「なんでアタシ一人をわざわざ略すの!?文字数変わんないよ!?」 賢二「で、でも勇者君、やったところでどうせ失敗…」 勇者「黙ってやれ!どうせやってもやらんでも死ぬなら、俺はやって盗子を殺す!」 盗子「だからなんで毎回途中で矛先がこっちに来ちゃうの!?」 姫「私は頑張るよ。頑張らないとお母さんに怒られるの。」 盗子「えっ…ど、どうしちゃったの姫?なんかいつになく発言がまともだけど…?」 勇者「わかる、わかるぞ姫ちゃん。アレは敵に回しちゃマズい相手だ。」 船「は、早く…!もう手が…痺れて…!」 土男流「うぉー困ったぜー!どの辺が手なのかサッパリわかんないんだー!」 勇者「やれやれ…じゃあ、やるかっ!」 三人「うんっ!!」 |
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4-264:根性〔14歳:LEVEL40〕 | |
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意を決して、再度「断海」に挑戦してみることにした俺達。 だが一度失敗してることもあり、なかなか出力が上がらない。こりゃ参った。 勇者「くっ、消耗しすぎたか…!だが弱音に意味は無い、死ぬ気で頑張れ!」 姫「大丈夫、私がみんなの分まで頑張るよ! むー!死め…」 勇者「それ以外で頼む姫ちゃん!それは後でたっぷり味わうから盗子が!」 盗子「なぜにアタシが!?」 勇者「だがこのままじゃその「後」すら無い!気合い入れろぉおおおおおおお!!」 ピカァアアアア!(輝) |
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賢二「だ…ダメだぁ…!やっぱり、「風」と「氷」の力が…足りな…」 盗子「ゆ、勇者ぁーーー!!」 勇者「まだだっ!!かつて、「地獄の風雪」を操り俺を苦しめた強敵がいたぁ!!」 盗子「えっ、そのオーラの感じって…まさか…!」 勇者「うぉおおおおおおおお!唸れ超絶魔法剣、「断・海・大・旋・風・葬」!!」 |
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4-265:背中〔14歳:LEVEL40〕 | |
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俺と姫ちゃんの力で、技は見事成功した。まるでアレだ、一足早いケーキ入刀だ。 勇者「ハァ、ハァ、行くぞ雑魚ども!急がねば撃たれたり崩れたりで大変そうだ!」 船「おぉ、素晴らしい力だ…! さぁ早く逃げなさい、私はもう…限界だ…!」 無職「ぱ、パパさん…ワチ…!」 船「サヨナラだ、無職。お前の人生はまだ長い、生きて…素敵な職に就くんだよ。」 無職「パ…ぐぇっ!」 勇者「ゴチャゴチャうるせぇ! 時間が無い、飛べぇ雑魚ども!」 |
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船「ふぅ、良かった…。最期に…最期にやっと娘に、働く父の姿を」 ピカァ!(光) ドガァアアアアアアアアアアアン!!(大爆発) |
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4-266:疾走〔14歳:LEVEL40〕 | |
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船から颯爽と飛び降り、俺達は走った。急がないとマズい状況になりそうだしな。 タタタタタッ…!(走) 盗子「ゼェ、ゼェ、け、結構距離あるよね…!早くも死にそうー!」 土男流「うわっ、み、見てくれ師匠!両端の壁ってば結構モロそうなんだー!」 勇者「チッ、やはり不完全だったか…なんでこう悪い予感は必ず当たるんだ…!」 姫(キラーン☆) 盗子「い、今はダメだよ姫!?「カキ氷」って発想はお願いだから後にして!」 勇者「前の方はまだ大丈夫そうだ、崩れるとしたら後ろから…時間との勝負だな。」 無職「…う゛っ、う〜ん…ハッ!こ、ここは!?」 勇者「ったく、やっと起きたか無職。重いからさっさと降りて自分で走りやがれ。」 無職「れ、レディーに対して重いとかデリカシーに欠けると思うですっ。」 勇者「じゃあ尻が軽い。」 無職「それもまた違うですし…お、お尻鷲掴みもヤメてほしかったり…です…。」 勇者「フッ、認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの」 盗子「ちょっ、ヤメよ勇者!それはヤメとこ!」 勇者「くっ、マズいな…この状況じゃ、いつもの技には意味が無い…!」 |
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4-267:余計〔14歳:LEVEL40〕 | |
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イヤな予感が的中し、氷の壁は今にも崩れそうな感じになってきてこりゃ参った。 いつもなら誰かを置いて逃げるところだが、敵がいない今回はそれが使えない。 盗子「どどどどうしよう勇者!?このペースじゃ絶対間に合わないよ!?」 勇者「ギャーギャー騒いでる暇があったらその分走れ!それ以外に手は無い!」 盗子「わ、わかってるけどもう結構限界で…あっ、アレは…!」 |
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勇者「バッ…バカ盗子!何してやがるっ!?この状況で戻るとか正気か!?」 盗子「だ、だって、試練の時もらった大事なモノなの!お母ちゃんからもらっ…」 土男流「わっ、うわー!後ろの方から崩れ始めたんだー!激ヤバなんだー!」 勇者「チッ…皆は止まらず行けぇ!俺はもう一度、さっきの奥義を叩き込む!」 賢二「えっ、勇者君…!?」 勇者「余計なことは言わず、信じろ賢二!この俺に不可能は無い!」 賢二「いや…盗子さんを守るとか意外だなぁと。」 勇者「者どもぉ俺に続けぇ!対岸まで一直線だー!!」 盗子「えぇ!?ちょっ…!」 |
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4-268:無理〔14歳:LEVEL40〕 | |
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ただでさえギリギリアウトっぽかったのに、盗子のせいで完全にアウトっぽい状況。 こうなったら再度邪神の奥義をパクり、なんとか凍らせるしか道は無さそうだが…。 ゴゴゴゴ…(響) 勇者「盗子なんぞどうでもいいが、このままじゃ姫ちゃんも危険だ。やるしかない!」 賢二「で、でも勝算はあるの?なんとか…なるの?」 勇者「まぁ多分…無理だな。もはや「断海」の威力を出すのは不可能だろう。」 盗子「そ、そんなぁ…!」 勇者「だが少なくとも…姫ちゃんを逃がすぐらいの時間は稼げる。それでいい。」 賢二「勇者君…。」 勇者「任せたぞ、二人とも!」 賢&盗「ホワッツ!?」 |
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4-269:藻屑〔14歳:LEVEL40〕 | |
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なんとか手を打たねばマズいので、盗子と賢二に任せて先を急ぐことにした。 奇跡が起これば数分くらいなんとかなるんじゃないか、そう思いたい俺がいる。 ズゴゴゴゴゴ…!(崩) 盗子「ど、どどどどどーしよ賢二!?どーすればいいの教えて賢二!」 賢二「足掻かない・夢を見ない・明日は来ない…。」 盗子「いや、アンタの「諦めの境地」は聞いてないから!」 賢二「そ、そうだよね!やるだけやってみなくちゃね!ぎ…ぎ…「銀世界」!!」 |
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賢二「やっぱり明日は来ない…。」 盗子「じゃ、じゃあ今度はアタシが…!」 |
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賢&盗「ハイ終わったぁああああああああああ!!」 ドッシャアアアアアアアアアアアア!!(崩) |
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4-270:無駄〔14歳:LEVEL40〕 | |
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賢二らを残し、俺は走った。とにかく走った。姫ちゃんらに追いつき、更に走った。 途中もうダメかと思ったが、意外にも氷がもったこともありなんとか切り抜けられた。 そう、俺達は見事走り切り、無事に対岸まで辿り着けたのである。 盗子、賢二…(どうでも)いい奴らだったのに…。 |
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