第八章

 

3-121:前向〔13歳:LEVEL29〕
余一に引き続き、弓絵も敵を引き受けてその場に残った。
この後の展開も容易に想像がつく感じだ。
タッタッタ…!(走)
盗子「ハァ、ハァ、ちょっ、ちょっと休まない?ずっと走りっぱで、もう…!」
商南「フゥ軟弱者め…と言いたいとこやけどウチも賛成や。まださっきのが…なぁ。」
暗殺美「じゃあ休むとするかさ。なんか広間に出たし、敵が来たら気づきそうだしさ。」
少年「だよね〜。んじゃ、お茶にでもしよっか。紅茶とコーヒーどっちがいい?」
盗子「っていきなりいるし!え、いつの間に!?そしてなぜに溶け込んでる!?」
少年「ん?まぁいいじゃん。俺は「冥符(めいふ)」、一応敵側だけど気にしないで。」
盗子「気にするよ!いろんな意味で引っ掛かるよそのキャラは!」
冥符「にしてもキミら、かっわいいよね〜!メチャメチャ好みだよ、特にキミ!」
盗子「え、アタシ!?ありがとー!」
暗殺美「指を指された商南の立場が無いさ。」
盗子「ぜ、前半に食い付いてみただけだよ!「キミら」って言ったじゃん「ら」って!」
商南「はぁ?ウチは軟派な男は好かんで。生まれ変わってから出直してきぃや。」
冥符「て言われたのが前世の話でね。いやぁ〜待ったよ再びこの時を!久しぶり!」
無駄にポジティブなのが現れた。

 

3-122:敵情〔13歳:LEVEL29〕
敵のはずがどうにも敵らしさが感じられない男、冥符。
せっかくなので盗子達は、敵側の情報を色々聞いてみたのだった。
盗子「に、200!?十闘士ってそんなにいんの!?ホントなにが十闘士だよ!」
冥符「まぁトップ3以外は大したことないけどね。怖いのは…ん?聞いてるハニー?」
商南「誰がハニーやねん!ドタマかち割って脳ミソで味噌汁作ったろか!?」
冥符「うわーお!料理まで得意なの!?なんて素敵なんだマイハニー…!」
商南「だ、ダメやコイツ…。料理しようにも腐ってもうてるわその脳…。」
暗殺美「で?怖いってのは誰のことさ?暗黒神以外に注意すべきは何人なのさ?」
冥符「「四天王」…奴等はケタ外れさ。普段は城にはいないけど、今向かってる。」
盗子「し、四天王…!? ちなみに聞くけど、そいつらは…何人?」
冥符「フッ、心配しなくていい。4人さ…今はね。」
増える前に急げ。

 

3-123:執念〔13歳:LEVEL29〕
色々聞いて聞きたいことは大体聞いたので、一同は出発することにした。
冥符「え、行っちゃうの!?いやいやいや!もっと愛とか語り合っていようよ!」
商南「あ〜ハイハイ。そーゆーんは要らんちゅーたやろ?おとといおいでな。」
冥符「て言われたのが明後日の話で…」
商南「もうええっちゅーねん!ウザいから消えろ言うてんねんボケがぁ!」
冥符「OKわかった、照れてるんだってことで自己完結。俺は意外とめげない子。」
商南「ウザッ!ほんまウザいわ!ムカついてしゃーないわ!」
冥符「第一印象は最悪…でもそれがいつしか愛に…」
商南「変わらへん!その前向き過ぎる発想はどっから来んねん!?」
冥符「遥かかなたの愛の国。」
商南「そこへ帰れ!」
冥符「やれやれ…ホント照れ屋さんだ。」
商南「もーイヤや!もー相手してられへん!みんな行こ…あれぇ!?」
商南は置いてかれた。

 

3-124:賢明〔13歳:LEVEL29〕
商南を置き去りにし、盗子と暗殺美は上へと急いだ。
んで、そこそこ上がると、なんだかそれっぽい扉を発見したのだった。
盗子「なんかあからさまにそれっぽい扉だね。「3」て書いてあるけどこれって…。」
暗殺美「さっきの話から察するに、「十闘士No.3」の部屋と考えるのが妥当さ。」
盗子「ど、どうする…?」
暗殺美「フン、聞くまでも無いことを聞くなさ。決まってるじゃないさ。」
盗子「…だよね!」
二人は素通りした。

 

3-125:思考〔13歳:LEVEL29〕
危険はなるべく避ける方向で、こっそり進むこと十数分。
だがついに、二つの扉に道をさえぎられてしまってさあ大変。
暗殺美「「○」と「×」が書かれた扉…何をさせたいのか意味不明でムカつくさ。」
盗子「どーする?戻って他の道探すって手もあるけど、結構なタイムロスだよねぇ。」
暗殺美「もうどっちかに入るしかないさ。「○」の扉か「×」の扉か、二つに一つさ。」
盗子「イメージ的にはやっぱ「×」が悪いけど、引っ掛けって線も濃そうだし…。」
暗殺美「こういう時は悪の思考を読むのさ。それだけの材料をウチらは持ってるさ。」
盗子「それは、「もし勇者だったらどう考えるか」…ってこと?」
暗殺美「そうさ。敵が奴なら、「○」と「×」…どっちに地獄を用意するのか、さ。」
盗子「う、う〜〜ん…!」
暗殺美「むぅ〜〜…!」

二人「両方…。」
明るい未来が見えない。

 

3-126:謝罪〔13歳:LEVEL29〕
明らかに怪しい○×の扉。どちらももれなく罠っぽい。
結局二人は、全滅を避けるべく二手に分かれることにしたのだった。
暗殺美「じゃあ同時に開けるさ。アンタ「×顔」だから「×」に入れさ。」
盗子「なんだよ「×顔」って!かなり納得いかないけど…もういいや!行くよっ!」
二人は同時に扉を開けた。

だが中は繋がってた。
盗子「ってバカァー!こんなオチかよ散々悩んで損したよ!ハラハラ損だよ!」
暗殺美「その怒りは出てきた敵にぶつけるがいいさ。さすがの私もキレ気味さ。」
盗子「さぁー出て来ーい!もう本気でブン殴ってやんだかんねー!んもぉー!!」
盗子は大声を出した。
オドオドしながら銀隠が現れた。
銀隠「あ、あの…その…ゴメンなさい…。」
盗子「えっ、謝るの!?なんで弱気なの!?いや、謝ったって許さないけどさ!」
銀隠「悪気は…悪気は無くて…。本当にゴメンなさい、全てがゴメンなさい…。」
盗子「な、なんか調子狂うんだけど…ホントにアンタ敵さんなの?」
銀隠「生きててゴメンなさい…。もう…死ねば…うん、死ねばいいんだ…」
盗子「え、いや、そんなに卑屈になられるとちょっ…」

銀隠「アナタなんて…。」
ヤル気マンマンだった。

 

3-127:再会〔13歳:LEVEL29〕
奥の部屋には、腰が低いのか違うのかよくわからない娘、「銀隠」がいた。
状況から察するに、それなりのポジションの敵に違いない感じだ。
暗殺美「ん…?ハッ!よく見たらアンタ、前に東の「竜巻のほこら」で会った奴さ!」
銀隠「あぁっ、アナタは…!ゴメンなさい、覚えてなくてゴメンなさい…。」
暗殺美「スッパリ忘れんなや!「風神」の装備を奪い合った仲じゃないかさ!」
盗子「え、なになに風神て!?アタシのいないウチに一体どんな展開に!?」
暗殺美「私と商南が見つけた風神の装備を、卑怯にも横取りしてったのが奴さ。」
銀隠「ご、ゴメンなさい…。こっちもお仕事で…。」
盗子「マジで!?じゃあ敵は神の装備持ってんの!?マズいじゃんヤバいじゃん!」
暗殺美「アンタには言われたかないさ。」
盗子「アタシは全然マズくもヤバくも…あ、「ヤバいくらいに可愛い」って意味か〜☆」
銀隠「ゴメンなさい…。」
盗子「って謝んなよ!一番イヤなタイミングで謝んなよ!」
暗殺美「今のはお前が悪いさ。モグラがビックリするくらいに深く土下座しろさ。」
盗子「くっ…!じょ、上等だよ!やってやろーじゃないさっ!」
今は空の上だ。

 

3-128:攻撃〔13歳:LEVEL29〕
なんと、銀隠は「風神」の装備を暗殺美と奪い合った敵だということが発覚。
簡単にはいかない雰囲気が漂い始めた。
銀隠「あ、あのぉ…うるさいんで死んでください。ゴメンなさい本当に…死ね。」
盗子「超攻撃的!? 何がゴメンだよ!アンタ全然悪いとか思ってないくせにっ!」
銀隠「全然ゴメンなさい…。」
盗子「どう受け取るべきか悩むよ!」
ガンッ!(叩)
銀隠「んぎゅっ!
盗子「えっ!?」
暗殺美「先制攻撃さ。」
盗子「もう何度か言ってるけど、そーゆーのは正義の味方としてアリなの…?」
暗殺美「やれる時にやる。この件に関しては不本意だけども勇者と同意見さ。」
声「チッ、よくも銀隠を…妹をやってくれたなクソ小娘ども!許さんのじゃー!」
部屋の奥から金隠が現れた。
盗子「あ、アンタは?妹が「銀隠」でその兜ならなんとなく想像はつくんだけど…。」
金隠「我輩は「金隠」。呼ばれて返事したらこの「ひょうたん」に吸い込んでやらぁ!」
嘘が付けない子なのか。

 

3-129:雷神〔13歳:LEVEL29〕
登場直後に自分の武器の特性を大暴露した「金隠」。
これは罠なのかアホなのかきっとアホだ。
盗子「え、えっと、今のはどーゆー…?自分の手の内をアッサリ明かすなんて…。」
暗殺美「簡単に信じたら負けさ。状況的に罠の可能性はかなり高いはずなのさ。」
金隠「わ、我輩と…したことが……。」
盗子「なんか演技とは思えない勢いでヘコんでるんだけど…?」
金隠「我輩はいつもこうじゃ…「雷神」の装備を勢いで吸い込んじまった時といい…」
暗殺美「ら、雷神…!?てことはもしかして、戦仕とやり合ったりしたのかさアンタ?」
金隠「戦仕…あぁ、そういやそんな名じゃったなぁ。まぁもう生きちゃおるめぇが。」
盗子「えぇっ!戦仕君が!?その中に!?雷神の装備ってのと一緒に!?」
暗殺美「しかもさっきの話から察するに、「能力を聞いてなお吸い込まれた」と…。」
盗子「そ、そんな…!」
そんなアホな。

 

3-130:注意〔13歳:LEVEL29〕
「雷神」の装備と共に、戦仕までひょうたんの中にいることが判明。
二人はとってもガッカリした。
暗殺美「戦仕とやり合ったんならきっと強敵…アンタが十闘士のボスかさ?」
金隠「あぁそうじゃ。我輩らがトップ2…他の雑魚どもとは一緒にせんことじゃ。」
盗子「気を付けて!念のためだけど絶対名前は知られないようにね“暗殺美”!」
暗殺美「言ったそばから思っきし呼ぶなや“クソ盗子”!!」
金隠「そうか、暗殺美とクソトーコか。変な名じゃなぁお前ら。」
盗子「「クソ」は余計だよ!盗子だよ盗子!」
金隠「盗子…?」
盗子「そうだよ!あ゛っ…!」
盗子はひょうたんに吸い込まれた。
金隠「まずは一匹…オメェもせいぜい気を付けるんじゃな、あさみん。」
暗殺美「あさみん言うなや!「暗殺美様」とでも呼ぶがいいさクソが!」
金隠「暗殺美…様?」
暗殺美「そうさ!あ゛っ…!」
暗殺美も後に続いた。

 

3-131:迎撃〔13歳:LEVEL29〕
驚くほどアッサリ、盗子と暗殺美は敗北した。
盗子にはちっとも見せ場が無かった。
〜天空城:天王の間〜
暗黒神「状況はどうだ?お前の能力なら敵の生存状況の把握もチョチョイだろ?」
黒猫「二人消したようですな。一人は外の船…城内の敵生体反応は残り…三つ。」
暗黒神「三匹か…意外と粘るじゃないか。詳しい状況をわかる範囲で報告しろ。」
黒猫「二人は交戦中。うち一人は問題無いですな、この反応…もはや虫の息。」
余一は元からそうだ。
黒猫「残り一人は…むっ!た、大変です嗟嘆様!なんと下界から人の反応が…!」
暗黒神「あ゛ぁ?下からだぁ!?この星にはこの高度まで来られる飛行船など…!」
黒猫「ですが事実です。いかがいたしますか?これ以上の余興は不要かと。」
暗黒神「そうだなぁ…よし、撃ち落とせ。」

〜その頃〜
兵士A「ふ、副長大変です!砲門の照準が全てコチラ側に…!」
兵士B「エネルギー反応を感知!迎撃されます!」
栗尾根「こここの船の防御は弱い、飛ぶだけで精一杯イッパイいっぱいイッパイ!」
副長「マズいですね…いくら最強の「帝都守護隊」とはいえ、上陸できなくては…。」
声「僕がなんとかしよう。砲撃と一戦交えるのは初めてだが…まぁなんとかなるさ。」
副長「キミですか…。確かに乗船前に実力は見せてもらいましたが、しかし…。」

宿敵「大丈夫、僕は負けない。」
だが勝てない男が現れた。

 

3-132:戦力〔13歳:LEVEL29〕
かな〜〜り久々に、またしても忘れた頃に現れた宿敵。
生意気にも砲撃を全て受けきり、見事船を上陸させたのだった。…チッ。
副長「す、素晴らしい…!ありがとうございます、助かりましたよ宿敵殿。」
宿敵「先生…神より怖い人から連絡を受けてね。このくらいやらなきゃ殺されるよ。」
男「まぁなんにせよ大したもんだ。俺は三番隊隊長「剛三(ごうぞう)」、よろしくな。」
宿敵「よろしく。 僕の仲間も多分来てるが、戦力は多い方がいい。何人出せる?」
副長「もちろん全員です。二番隊と三番隊、約50名…ん?そうだキミ、「総長」は?」
剛三「あ〜…いやな、それが昨夜は興奮して眠れなかったとかで…。」
副長「叩き起こしてください。まったくあの人は…。」
宿敵「それにしても驚いたね、まさか彼女が真の皇女だったとはさ。似合わない。」
副長「機密ゆえくれぐれもご内密に。彼女をお守りするのが我々の使命ですので。」
宿敵「守る…ねぇ。あんな島に10年も置いといた時点で説得力は無いけどなぁ。」
副長「それにもちゃんと理由が…ん?剛三さん、総長を呼びに行ったのでは?」
剛三「いや、それが寝グセが気になると…。」
副長「…置いていきましょう。」
剛三「ああ、そうした。」
副長「えっ…!?」
乗ってもなかった。

 

3-133:巨匠〔13歳:LEVEL29〕
ひょうたんの中に消えてしまった盗子と暗殺美…。
だが二人は、しぶとくも中でまだ生きていた。
盗子「ん〜、それにしてもビックリだよね〜。ひょうたんの中に街があるなんてさぁ。」
暗殺美「ヘラヘラしてんじゃないさ。未だピンチなのは変わりないってのにさ。」
盗子「でもさ、街もあるんだしここって外でしょ?どっか抜けられるんじゃないかな?」
暗殺美「上を見るさおバカ。空の色がなんか変さ、亜空間…もしくは他の星さ。」
盗子「う゛…じゃあさ、とりあえず人を探そうよ。街があるんだから誰かいるよね?」
暗殺美「盗子のクセにまともなこと言うんじゃないさムカつく。」
盗子「どーすりゃいいんだよ!アタシに何を求めてんのさ!?」
暗殺美「特に何も。」
盗子「それはそれで辛いよ!二人っきりなんだから今はもっと頼ってよ!」
暗殺美「まずは戦仕を探すさ。戦力が無いと外出たところでまた負けちゃうのさ。」
盗子「戦仕君か…いい人なんだけど、な〜んかウザいんだよね…。」
暗殺美「「ウザ界の巨匠」が言うんだからよっぽどのようさ。」
盗子「どこだよウザ界て!そんな世界に関わったことなんて無いよ!」
老人「ほほぉ〜、また降ってきよったんか。なんじゃ最近多いのぉ新参者が。」
暗殺美「ん?先住民かさ? ちょうどいいさ、ここが何かを簡潔に教えるがいいさ。」

老人「ようこそ「ウザ界」へ。」
盗子「ここが!?」
ウザ界は実在した。

 

3-134:仙人〔13歳:LEVEL29〕
盗子達が送られたひょうたんの中には、「ウザ界」という世界があった。
暗殺美「で?結局ここは何なのさ?外に出られる方法をメインに教えろさジジイ。」
老人「教えてやっても構わんが、タダではのぉ〜…オッパイを揉ませてもらおうか。」
盗子「はぁっ!?ふ、フザけんなよ!なんで見ず知らずの人に乳揉ませなきゃ…」
老人「拙者は人呼んで「オッパイ仙人」。よろしく頼む。」
盗子「揉ませないよ!?お知り合いになっても揉ませないよ!?」
暗殺美「思わず「オッパイ仙人」をスルーしちゃったくらい見事なテンポさ。変態め。」
乳爺「頼む、後生だから!後生だから!いや、もうホント…あ、片乳だけでも…!」
盗子「ウザッ!超ウザッ!何コレ国民性!?だから「ウザ界」なの!?」
乳爺「横乳…これ以上はまからん!それでも無理とあらば、拙者を倒じばぶっ!
爺さんはボコボコにされた。

 

3-135:過去〔13歳:LEVEL29〕
謎深い世界「ウザ界」で出会った老人…本人いわく「オッパイ仙人」。
結構な年寄りっぽかったが暗殺美は容赦無かった。
乳爺「やれやれ…拙者も衰えたものよ。かつては神とも戦ったほどの拙者が…。」
盗子「えっ、神!?またもや「歴史上の偉人が変態」ってゆー由々しき事態が!?」
乳爺「フッ、こう見えても齢500を超える身でのぉ。あの頃は色々無茶したもんよ。」
暗殺美「予想以上にジジイでビックリさ。で、そんなジジイは何したのさ昔?」
乳爺「邪神の乳を…」
盗子「やっぱそっち方面かよ!邪神相手にその勇気は買うけども!」
暗殺美「私らは今、暗黒神と交戦中なのさ。急いでんだから邪魔すんじゃないさ。」
乳爺「なぬっ!?ほぉ、嗟嘆か…懐かしい名じゃ。奴を封じるのは手間だったのぉ。」
盗子「と、当事者!?まさか暗黒神の弱点とか知ってたりすんの!?教えてっ!」
乳爺「フッ、悪いがそれ以上は片乳ばぶしゅ!
暗殺美「こっちは戦仕も探さなきゃなんないのさ。寝言に付き合ってる暇無いのさ。」
乳爺「戦仕…?もしや前に「王女」に拉致…おっとっと、それ以上は揉まぶふっ!
爺さんの限界は近い。

 

第九章