雑談

 

赤池「寒いな…。」
今池「寒ぃッスね…。」
赤池「まぁ冬だからな…。」
今池「スよね…。でも、なんで冬って寒いんスかね?夏は暑いのにおかしくねッスか?」
赤池「オイオイ、なんだお前そんなことも知らねぇのかよ?」
今池「え…知ってんスか先輩?」
赤池「俺がお前に教えてやれないこと…それは『知らない』って言葉だけだぜ?」
今池「パねぇ…!!やっぱ先輩、くそパねぇっすわ!」
赤池「お前、『北極』って知ってるよな?」
今池「そりゃ知ってるッスよ!めちゃ寒いんスよね!?バカにしないでくださいよ!」
赤池「じゃあ『南極』は?」
今池「そっちも知ってるッス!あ、ってことは…いや、でも遠いんスよね?」
赤池「フッ、じゃあもし…それが近くにあったとしたら?」
今池「そりゃクソ寒…ま、まさか…!」
赤池「そう、それが第三の存在…『月極』。」
今池「見たことあるっ!!確かにウチの近所にもクソあるッスわ!えっ、あれのせい!?」
赤池「ほらな…これだから素人は困るよ。みんな気づいてねぇんだもんなー。」
今池「だ、だって…『月極駐車場』とか書いてあるし…。」
赤池「お前さぁ、なに不用意に信頼してんの?駐車場好きなの?」
今池「え…いや、駐車場に好きも嫌いも…」
赤池「じゃあ注射は?」
今池「嫌いッス!あっ、そうか!じゃあ嫌いッスわ駐車場!」
赤池「だろ?あれが”奴ら”の手なんだよ。悪者なのに、ああやって誤魔化してる。」
今池「騙されてた…自分、すっかり騙されてたッス…。あ、でも奴ら夏もいません?」
赤池「バカだなぁ…夏にはお前、”奴”がいるだろ?」
今池「あぁ!伝説の…」
赤池「そう、『伝説の火竜』。」
今池「デブの!!」
赤池「そう、デブのな。」
今池「マジっすか…俺らの夏は、デブに守られてたんスか…。」
赤池「でも戦力は拮抗してるからな…だから疲れて冬はどっか行っちまうんだよデブ。」
今池「やっぱ強ぇんスね、月極も…。」
赤池「ああ。特に強ぇのは、『ナンバーズ』な。」
今池「うわっ、そーいや確かに書いてあるッスね!そんな裏の意味が…!」
植田「いや、その理屈だと大半がナンバーズじゃね?」
赤池「ってまたかよぉおおおおおおおお!!」
今池「うぜぇまた来たっ!なんスかストーカーかよアンタは!?」
植田「じゃあ人んちの前の公園で大騒ぎすんのやめてくれよ…。」
赤池「なんだよ?また何か言いたいことでもあんのか?」
植田「お前相変わらず凄ぇよな…。何が凄いってちっとも騙そうとしてないあたりが。」
今池「あん!?あったりめぇッス!先輩が嘘言うわけねぇじゃないスか!」
植田「それが困ったもんなんだよ。自信満々で嘘教えるとか…」
赤池「オイオイ、それじゃあなにか?俺が自信満々で嘘教えたってのか?」
植田「たった今そう告げたはずなんだが。」
今池「じゃあ聞くッスけど、植田先輩は知ってんスか?なんで夏暑くて冬寒いのか!」
植田「ん?それは地軸が…」
赤&今「はいアウトーー!!」
植田「ええぇっ!?」
赤池「もう完全にアウト。さすがにそれは無いわ。」
今池「スよねぇ。いくらなんでもイチジクて。」
赤池「笑っちゃうよな。」
植田「マジで言ってるなら俺は笑えないが。」
今池「もー寒いッスわ。月極なんかよりよっぽど植田先輩の方が寒いッスわ。」
植田「ためを思っての言動が毎回この流れに…確かに俺も考え直さなきゃかもな…。」
赤池「オーケーわかった、じゃあ一度だけチャンスやるよ。答えられたらお前の勝ちな。」
今池「うわっ、懐でけぇ!さっすが先輩ッスやっぱカッケーや!」
植田「現時点でまだ勝ったことになってないのが腑に落ちんが…まぁわかった。何だ?」
赤池「月極より寒いもの…それを挙げてみやがれ!俺らに「寒い」って言わせてみな!」
今池「超難問キタァアアアアアアア!!ぜってぇ無理だオラァアアアアアア!!」
植田「ん〜〜…」

植田「お前らの財布?」
赤&今「寒いわぁ…。」