雑談

 

年末年始
平針「よぉ植田、楽しい年末年始だったか?」
植田「ま、ボチボチかな。お前は?大晦日は忙しそうだったが。」
平針「あ〜…夜中に姉貴にパシらされてよぉ。散々だったわ。」
植田「相変わらずなんだなあの人。何を買いに行かされたんだ?」
平針「おみくじ。」
植田「一体何を求めてんだろな…。」
平針「ったくよぉ、めちゃくちゃ頑張ったんだぜ?」
植田「なんだよ、なんだかんだでイイ弟してるんじゃん?」
平針「『大凶』出るまでな。」
植田「小さな抵抗が涙を誘うな…。」
平針「けどさすがの俺もキレちまってよぉ、家に帰ってボッコボコにしてやったよ。」
植田「マジで?お前の姉ちゃんクソ強ぇだろ。」
平針「壁を。」
植田「今年はイイ年ならいいな…。」
平針「にしても赤池の奴まだかよ?この俺様を待たせるとは一体…」
赤池「オーイ!遅れたわ〜悪い悪い。」
平針「チッ、遅ぇんだよテメェ。」
植田「まぁそう怒るなよ平針、20分くらいじゃんか。」
赤池「よし、じゃあ行こうぜ『忘年会』!」
植&平「遅ぇよ!!」
赤池「オイオイ焦るなよまだ17時だぜ?忘年会っつったら夜が基本だろ。」
平針「そーゆー意味じゃねぇよ!いくらなんでもこの時期に忘年会は遅ぇってんだよ!」
植田「いや待て、コイツの場合凄まじく早いって場合もあるぞ。」
赤池「いや〜それがさぁ、ちょっと忘れたいことがあるんだよ。」
平針「あ?知るかよそんなの。そんなことにイチイチ巻き込むんじゃねぇよ。」
赤池「そう、あれは10年近く前のこと…」
平針「だから遅ぇんだよ!そんな長期間覚えてんならもう今さら無理なんだよそれ!」
植田「つーか忘年会はそんな便利な儀式的なものじゃないぞ?」
赤池「マジかよ…でもまぁいいや、とにかく行こうぜ!忘年会、しようぜ!」
平針「ま、単に飲み会って考えんなら別に構わねぇけどな。」
赤池「いいよな〜誕生日早ぇ奴は酒飲めて。早ぇなオイ。よっ!この早生まれ!」
植田「まさかお前意味わかってないのか…?」
平針「ったくオメェら堅すぎだよな。普通もうみんな飲んでる歳だぜ?」
植田「いや、なんかカッコ悪ぃじゃん?大人になるのを待ちきれないガキって感じで。」
赤池「俺は純粋にアルコールがダメなんだわ。懲りたよ理科の時間に。」
植田「お前は一体何をしたんだ何を。」
赤池「憧れるんだよなー忘年会。一体どんなことやるんだろうな。めっちゃ楽しみだぜ!」
平針「…そうか、やっぱり覚えてねぇんだな。」
赤池「えっ!?」
植田「あーー…オイ平針、それは言わない約束だろ?赤池にも悪気は無いんだ。」
赤池「えっ、えっ、な、なんだよそれ…!?」
平針「実はよぉ…去年もやってんだよ、忘年会。」
赤池「なっ!?じゃ、じゃあまさか…俺は…!」
植田「そう…忘れたんだ。」
赤池「こ、怖ぇ!忘年会クソ怖ぇえええ!!」
平針「俺達はなんとか逃げられたんだけどよ、オメェは…”奴”に…。」
赤池「そ、そんな…まさかあの…『ボーネン・カイザー』に…!?」
植田(何で一瞬でそんなオリキャラ出てくんだよ。もう即興で合わせきる自信無いぞ俺。)
平針(プフッ、いつやっても笑えるなぁこの『赤池騙し』w子供騙しより難易度低ぃしww)
赤池「そっかぁ…どうせ忘れるんならやっても無駄かなぁ忘年会…。でもなぁ〜…。」
植田「でも?まだ何か執着する理由があるのかよ?」
赤池「あぁ、うん。最近ちょっと怖い人に会っちゃってさぁ。まぁ嬉しくもあったんだけど。」
平針「あ?なんだよ、ヤンキーに絡まれてカツアゲでもされたのか?」
植田「それで嬉しくもあったらちょっとヤバいだろ。」
平針「なんにせよ、いい歳して何が怖ぇだよ情けねぇ。ビビッてんじゃねーよバーカ。」
植田「そうだぞ赤池。所詮相手は人間だ、対処次第でどうにでもなる。」
赤池「人間…なのかなぁ?」
平針「あ゛ぁ?まさか犬猫の類だってか?なおさら情けねぇだろオメェ!?」

赤池「いや、教頭…。」
植&平「怖ぇ…!!」