雑談

 

デート
赤池「なぁヤゴっち?」
八事「ん?なぁにアッキー?」
赤池「あのさ、その…夏祭り、行かね?」
八事「ん?まぁいいけど…来年ね?」
赤池「いや、そこをなんとか!そこをなんとか今年に!」
八事「えー、そぉは言っても、もぉ全部終わってるし…ねぇ?」
赤池「夏は終わらない!一年経てば、また何事も無かったようにやってくるんだ!」
八事「うん、だから来年ね?」
赤池「ち、違うんだよ!えっと、もうこの際夏祭りじゃなくても、俺と、その、デー…」
八事「デー?デー…何ぃ?」
赤池「デ…デーモン。」
八事「デーモン!?」
赤池「そう、お前をショーウィンドウにしてやろうかぁ!」
八事「あ、ウィンドウショッピング?楽しいよねぇアレ。私好きだよぉ♪」
赤池「え、マジで!?じゃあ、行こうぜ!今度一緒に行こう!」
八事「いいよ〜。アッキーも好きなんだ?」
赤池「ああ、もう好きというかプロだわ。必ず買っちゃうもんね、ウィンドウ。」
八事「買っちゃうの!?え、プロだと買っちゃうものなの!?」
赤池「フッ、なんだ何も知らないのかよヤゴっちは?しょうがない奴だなぁ。」
八事「相変わらずアッキーは物知りだよねぇ。感心しちゃう。」
赤池「こんな俺…どう思う?」
八事「うん、物知りだと思う。」
赤池「くっ…!」
八事「じゃあさじゃあさ、いつ行く?いつ行っちゃう?」
赤池「思い切って…今からとかどうよ?」
八事「えー、でももぉ夕方だよ?街まで行ったらお店閉まっちゃうよぉ。」
赤池「大丈夫、入れるよ。窓無いし。」
八事「買っちゃった後なの!?そんなお店がゴロゴロしてるの!?」
赤池「ウィンドウショッキング!!」
八事「うん、ホントにショッキングだね…。私の知らない世界でそんなことが…。」
赤池「まぁ買わなくても入れる裏技はあるんだけどね。」
八事「え!そんなのまで知ってるの!?え、え、何それ何それ!?」
赤池「その名も、ウィンドウピッキング!!」
八事「ピッキング!?」
植田「それ普通に犯罪だろ。」
赤池「ぐぉおおおおお植田ぁあああ!?また邪魔する気かよお前ぇ…!!」
八事「あ〜、ウッちゃんだぁ〜♪」
植田「よぉ八事。なんかムズ痒いからその呼び方はヤメてくれと何度も…」
赤池「お、オイ植田!頼む!頼むから邪魔しないでくれ!な!?」
植田「安心しろ、邪魔する気は毛頭無いし仮に邪魔しても結果は変わらん。」
赤池「フッ、相変わらず俺をナメてるようだな植田。だがしかし、俺が本気を」
八事「あー、もぉこんな時間だぁ〜。夕ご飯だから帰るね?バイバ〜イ♪」
植田「出す前に、終わっちゃったな…本気…。」
赤池「うん…。」
植田「…あ!そ、そうだ!夏祭り行かね?時期外れにやるトコ見つけたんだよ。」
赤池「いや、いいよ…。もう夏は…終わったんだよ…。」
植田「そ、そんなことないって。まだまだこれからだって。」
赤池「慰めなんかいらねーよ!!」


植田「まだ春も来てないし。」
赤池「慰めてよ…。」