雑談

　

桜
赤池「春だな…。」
平針「あ？なんだよいきなり？ウゼェなぁ相変わらずお前。」
赤池「俺さ、春が一番好きなんだよ。」
平針「いや、お前の好みなんか聞いてねーし。」
赤池「次は…まぁ強いて言うならタイ焼きかな。」
平針「って季節と比較しろよ！好き度がわかりづれーよ！」
赤池「お前は？春が一番好き？」
平針「俺か？あ〜…まぁ俺は夏かな。海とか山とか色々やれんし。」
赤池「なんか腹減ったな。」
平針「触れろよ俺の回答に！思っきし答え損じゃねーか！」
赤池「春といえば桜だよな。ちょっともう時期じゃないけどさ。」
平針「桜ぁ？あんま興味ねーなぁ。お前もどうせ花より団子派だろ？」
赤池「それが案外イケるんだわ、桜。」
平針「食うな！そういう意味で団子を負かすなよ！」
赤池「やれやれ、わかってないなぁ情緒ってのが。この情緒不安定め。」
平針「お前意味わかってねーだろ！？」
赤池「というわけで花見、行こうぜ！」
平針「断る！！どういう意味でかは敢えて突っ込まねーからな！」
赤池「そんなこと言わずに行こうよ〜。なぁ？」
平針「つーかもう散ってんだろ桜？花びら落ちまくりだろ？」
赤池「落ちるとかそんな金造みたいに言うなよ。」
平針「微妙に遅れた時事ネタを絡めるなよアホのくせに！あと桜金造に謝れ！」
赤池「まぁ桜のことなら心配するな、既に手は打ってある。」
平針「あん？なんだよその袋は？」
赤池「灰が入ってる。」
平針「昔話を真に受けるな！それに灰ならなんでもいいってわけじゃねーぞ！？」
赤池「フッ、俺を甘く見るなよ平針？ちゃんと焼いてきたんだぜ、ポチ。」
平針「話をはしょるなよ！あれは死んだポチの墓に植えた木から切り出したウスを…ってもういいよ！なんで俺がそんな説明してやんなきゃなんねーんだ！」
赤池「へぇ〜、お前も案外物知りじゃん。」
平針「その「も」の中にテメェも入ってたら殺すからな！？」
赤池「ん〜〜…じゃあわかった！北国行こうぜ北国！まだ咲いてるとこ！」
平針「はぁ？ふっざけんなよ誰が行くかめんどくせぇ！何が北国だ！」
赤池「行こうぜ北九州！」
平針「むしろ南国だよ！いくら無知でも「九州」の時点で薄々は気づけ！」
赤池「そ、そうだったのか…じゃあもう…打つ手無しか…。」
平針「って手詰まり！？北九州が出てきてなんで北海道が出てこない！？」
赤池「おぉそうだった！そこそこ！そこ行こうぜ北海道！」
平針「行かねーし！なんで桜ごときのために旅行しなきゃなんねーんだよ！」
赤池「そんなこと言わず行こうよ〜！もう完璧なプランも立ててあるんだよ〜！」
平針「今さっき目的地が決まってる時点で完璧もクソもねーだろーが！」
赤池「まぁ聞けよ。まずは私鉄、新幹線、あと桜前線を乗り継いで北上する。」
平針「乗れねーよ！桜見るより難しいもんにさらに乗ろうとすんな！」
赤池「言ってなかったけど俺…桜の妖精なんだ。」
平針「桜の妖精が開花に乗り遅れるな！」
赤池「んもぉ〜〜！！いいじゃんか花見くらい！見ようぜ桜！乗ろうぜ桜前線！」
平針「はぁ…あのさ、お前どうせ桜じゃなくてもいいんだよな？春の花なら。」
赤池「ん？ん〜…まぁそうかな。仕方ない妥協しよう！」
平針「じゃあもう少し待ってろ。俺がなんとかしてやる。」
赤池「マジで！？マジでかよ平針！？」
平針「ああ、だから今度は乗り遅れんなよな。」
赤池「オッケーわかった！で、何に乗ればいいんだ？」

平針「梅雨前線。」
赤池「おぉ、梅か〜！」